私は高校時代に剣道をはじめまして。とんでもなく弱かったのですが、なんとか三年間やりとげ、二段まで取りました。
で、そのときの経験が、小説にも活かせないかなあと思って書き始めたのが、剣道ガールと毒舌ツンデレ王子です。
最近ちょっとずつ感想やハートをもらえるようになってきて、とっても嬉しいので、剣道にまつわる話を今日はちょピット。
高校卒業後は、全く剣道をやらなくなってまして、すっかり体の動かし方なんか忘れていたのですが。在学中に交換留学で渡米することになり。
ただ、なかなか現地の学生と仲良くなるきっかけがつかめなくってですね。
それで、そこの大学に剣道部があることを知り。
で、門を叩いたのです。無謀にも。
日本でこそ、男女問わずメジャーなスポーツである剣道ですが、アメリカ人の女の子でやる人は少なくて。しかも日本人だったとことで、めちゃくちゃ歓迎されて、この部活に参加したおかげで、かなり充実した留学生ライフを送ることができました。
だが・・・!
もちろん大変なこともあったのです。
段持ちの女性って、ほぼいなかったんですね。その部には。
結果、稽古相手として目をつけられてしまったのです、段持ちの男性剣士に。しかも元米軍人・・・。
マッチョな2メーター近い元軍人 vs ブランクのある二段のへっぽこ女性剣士
むりがあるだろおおおお!
しかもね、剣道経験者ならわかると思いますが、彼、「上段」だったんですよ。
一応解説すると、常に振りかぶった体勢で構える戦い方で。三メーター近くの高さから振り下げられる面は、そりゃあもう痛かった!!!
でもね、稽古に参加するたび、捕まるんですよ・・・
「Heyyyy! Bumble bee! Come on, let's do keiko with me!」
(よう、ミツバチちゃん!一緒に稽古しようぜえ)
って言うのが、彼の決まり文句でした。
すばしっこくて小さいので、「ミツバチ」と呼ばれていました・・。
それだけ体格差があるもんで、毎回毎回体当たりで壁に飛ばされて、リアルにずり落ちるわ、容赦ない剣撃を受けて、漫画でしか聞かないような「ぐふっ」っていうセリフを度々吐くなど・・・いやあ・・・きつかった(遠い目)
でも負けん気が強かったんで、なんだかんだ毎回相手してました。
きっとこの経験は、これからの美咲ちゃん(小説の主人公)の戦いにも活きるはず・・・!