くれない

特になし

自分の胸を大きな釘で貫かれていることに気が付いた男子学生と、同じく釘で貫かれたセミの物語。 今、理不尽な時を過ごしている人が少しでも勇気づけられたり、気持ちが前を向けるようになっ…

高校二年の夏。 僕は生まれて初めて、宙に浮いた。 「ヒトは飛べる」。そのことを知っているのは、僕だけだと思っていた—— 2020年夏。突然、世界同時多発的に空を飛べる人間…

高校の３年の夏、楓太は走っていた。友達と衝突して、それでも彼はなぜ走り続けるのか。答えを持っているのは、誰もこないはずの公園に現れたその人だった...。

ファンタジーの域まで進化した遠い未来の世界、二十一世紀の科学者が生み出したプログラムは人類の黄昏に神を造りだす為に動き出し「美しき人形」セブンスに謎のメッセージが送られる「生きる…

魔王復活と勇者の旅立ち。少しずつレベルが上がり、少しずつ仲間と出会う。そんなありふれた異世界物語も、少し掘り下げてみると、悩みと葛藤にあふれていました。悩み、考え、行動する、体温…

自粛ムード漂う中、火蓋は切られた。 「今持っている今年の夏に二十周年を迎える大切な存在《モノ》は何か当ててみてよ！」 「で、もしも私だけが覚えてて、ケンちゃんが忘れてたりしたら…

「つまんない人生だな」 世間では夏休みなんてはしゃいではいるが、俺には関係無い。今日も今日とて、むさ苦しい暑さの中、チャリをこいで、バイト先のスーパーへ向かう俺。そんなある日、…

田舎の不便さから祖父母の実家に行くことが嫌になっている中学生。 今年は東京オリンピックの年。どうしても田舎には行きたくない。 なんとか祖父母の実家に行くことは拒めたのだが… 世…

友達以上恋人未満の彼女との別れが刻々と近づく空港で、僕は一人の少女と出会う。それは5年前の夏の高校野球地区予選の準々決勝、最大のチャンスの場面で見かけたまぼろしの少女だった。

今日の日記は長くなりそうだ。小脇に抱えた風船がキュキュッと音を立てた。

不思議な体験をした夏だった。 明日見先輩がいたから、僕はまだ、僕のままでいられる。

ウイルスが蔓延した世界であるゲームの大型アップデートが予定されている。

毎日の通学の中で語られない。一般的な学校生活はいつものように。語られない世界観が世の中にあるならば、空一面のような大きな異世界に違いない。 異世界と世界との狭間と正しさを追求して…

2020年、東京。オリンピックの熱気と真夏の日差しからは遠いオフィス。 そこで、わたし達は日常が壊れたことを悟る。 ……得体のしれぬ液体が、すべてを溶かしていっていた。

親の再婚により、同級生の男子と義兄妹になった武田久美。だけどなかなか打ち解けないまま日々は流れて……。 そんなある夏の日、久美は久しぶりに、趣味であるテレビゲームをプレイする。

10歳の小学生男子、宮下吾郎と30歳のやり手ビジネスウーマン、川田恵美奈。二人が出会ったのは、ふらつくほど酷い炎天の中の都会の交差点だった。奇異な切欠で出会った二人は近くの昔懐か…

　目覚めたらTSして魔法少女になっていた。しかも以前の俺についての記憶が全く無い。此処は何処かもわからない。それ以外の記憶は魔法を含め一通りあるのだけれど。 　慣れない女の子の身…

バトル、ギャグ、恋愛。 ただそれだけの物語。

肥満症のイーラが異世界転移とともに授けられた職業は、まさかの【食の競争者（フードファイター）】。 一方、一緒に転移したらしい学園一の秀才は【爆炎の魔術師】。 イーラは秀才のそばに…

俺、須藤春樹には仲のいい幼なじみがいる。そして俺はその幼なじみーー坂本美香が小さいころから好きだった。そしてとうとう高校生になり意を決して告白したのだが……「ごめん、私好きな人…

高校生最後の県大会、自らのキックミスで試合に負けた。 しかし、心に残されたのは悔恨だけではなかった。 ５年後、新型コロナウイルスの影響で、スポーツ界は休止したまま夏が訪れていた…

　二〇二〇年の夏休み、高校三年生の神辺憂人は帰郷どころか男子寮から出ることすらなく、自分の個室にこもり、机に向かっていた。 　受験勉強？　確かにそれもしなければならないことだけれ…

2020年夏、コロナによる脅威は猛暑により奇跡的に去った。 青い海、白い砂浜、開放的な孤島、おしゃれな洋館。 これで殺人が起きないわけがなかった。 洋館の主、大島和也は次々に巻…

青木博士はスイフト･タットル彗星の軌道計算を修正した結果、2126年7月12日、日本時間22時頃に北太平洋に衝突することを突き止める。滅亡を前に博士は彗星が迫る夜空を見上げ、少年…

2020夏、だろうが扇風機の前でするアレ。あれはいったい誰が最初にやり始めたんですかね？ 宇宙人と遊ぶお話！いつもの微SF

「カクヨム2020夏物語」のSF・ミステリー部門に出しましたが、特に何もありませんでした。 ちょっと青春感出てるといいなぁ…と思いつつ書きました。

いつものあいつに会いに、今日も。

誰かが一目惚れして。 誰かが成長して。 誰かが失恋する物語。 カクヨム夏物語用に書いていましたが4000字以下ということに、書き終わってから気づきました。

幼い頃から六人はいつも一緒だった。大人になり、進路は違っても近くにいるように感じていた。 そんな彼らは突然、異世界に転生してしまう事に。 また、六人で笑い合いたい。 しかし…

8月1日、小説家が殺される。ホテルの最上階、部屋はオートロック。死因は絞殺。発見者はホテルスタッフ（モーニングコールに出なかった）被害者と最後に会ったのは配送業者、それは夜の9時…

　障害者に対して、eスポーツの教育や活動をサポートする事業に“私”は従事している。かつて同級生だった“彼女”と再会したことで今の私があるのだ。 　私が彼女たちと働くわけ、私の独白…

お盆休みに帰省した男は、祖母との大切な思い出を胸に、ある決意をする。

四年に一度のスポーツの祭典といえばオリンピックだが、そのオリンピックと同じ会場で行われるパラリンピック。 パラリンピックの中継で見かけたのは、日本代表として100mに出場してい…

突然視力が失われる感染性の疾患、ザ・ブラインドネス。 止まらない感染に、政府は「壁」をつくる。 感染者を「隔離」し、彼らの人権を剥奪するためだった。 西と東に分断された日本…

ある洋館での夏の一日。 行き詰まった関係の二人……どうしようもないこの現実を変えることが出来るのか。 ※ラストを少し書き加えました。

短めの短編で読みやすいと思います！ カクヨム2020夏物語、応募中。

大学生のトキオは大幅に短縮された2020年の夏休みに帰省すると、玄関には妹のユイがハチマキを巻いて仁王立ちしていた。 「にーに。格ゲー教えて！」 友達を見返したいというユイの…

2015年の春に桜の木の下で彼女と結んだ約束を果たすため汚染された荒廃都市東京へと向かう。 2020年の夏に静かに散りゆく命の灯と告げられた悲しき運命 ハッピーエンドが存在し…

カレーを食べるだけの話。

東京に行きたい。 あの緑に覆われた死地に、二〇二〇年の夏を、探しに行くんだ。

僕は、1963年の東京にタイムスリップした。 全然興味のなかったオリンピックに、参加してみようと思った。 ※コロナとかがなくて通常通り2020年にオリンピックが行われている世界…

　彼女はずっとひとりぼっちでした。 　細くすっきりとした体躯。しなやかな脚腰。無愛想ながら美しい金色の瞳。なのにそれに反して異臭すら漂う小汚い身なり。 　通りのショーウィンドウに…

　二〇二〇年七月一日。つい三週間前、この星は病に犯された。 　『世界終末病』と呼ばれるそれは、とある異星による侵略行為らしい。 　日に日に世界は、地球では解明できない超科学のワ…

　異世界ファンタジー×サイコホラー＝……？ 　本当の願いを見失うことなく、願い続けろ。 以下、もっと詳しくあらすじが読みたい方向け 短編版『緋色の王様』あらすじ 　今夜も…

高校で優等生の姿を演じてはいるが、その本性は公共の場で官能小説を読むことにささやかなスリルと興奮を覚える変態が、一見内気な文学少女の後輩に弱みを握られて、おもちゃにされる話です。

ただの剣道娘、北条薫にはちょっとした秘密があった。 それは、沖田総司の記憶があること。 電波認定されないために慎ましく暮らしていたはずなのに、なぜか前世の記憶を持ったままの鬼の…

100年に一度の「ことわざ見直し委員会」が開催された。 技術革新や常識の変化に対応する趣旨で行われるのであるがことわざの主人公たる動物たちの本音はいかがなものか？ 乞う御期待！

主人公が少女を殺した犯人を突き止め、少女の夢を叶えるまでの物語。

　どこにでもいるごく一般的な高校1年生の内田大翔。なにも変わらないはずだった彼の人生は、ある事件をきっかけに謎多き美人高校生？の天音美零と知り合うことで少しずつ変化していく。 …