とにかく、おもしろい。ことわざに充てた側はいいけど、充てられた側にも、そりゃ、言いたいことはありますわな。言われたものがどんな反応をするか?それは時代にもよるし、いろいろな要素があるでしょう。それを含めて、とにかく楽しめます。笑いが止まらん。読むのも、止まらん・・・。
『鬼の居ぬ間に洗濯』に意義を申し立てる鬼『猫の手も借りたい』に申し訳ない気持ちの猫そんな感じのことわざに使われるモノたちが提訴します。その訴えの内容、確かに筋が通っている。特に馬の訴えには「うぉぉ!? よく考えたらそうかも!?」と思いました。簡単に読めるので、ギャグが読みたい方はぜひ!
この作品は、物語とは少し違います。ことわざなどの人間が作り出した言い回しについて、動物たち(時々それ以外)が訴えるのです。これは間違っている! と。エピソードのひとつひとつ、作者様の知識量の多さが光ります。そして、改定したことわざが面白い……!くすっと笑えること間違いなしです!
もっと見る