オリンピックにあまり興味のない主人公は、ひょんんことから1963年にタイムスリップしてしまいます。過去の世界でオリンピックへの思いを語るある人物と出会い、全く興味が無かったオリンピックに興味が湧いてくる主人公の気持ちの変化に共感しました。オリンピックを主人公と一緒に応援したくなる!そんな物語です☆
いつもは、緻密な筆致の歴史作品で、私をうならせてくださる初音さんの、ちょいライトでちょいレトロな作品。2020大会は正直、政府や自治体先導で国民にはあまり歓迎されていなかったと、思っています。暑いし。けれど、なくなってしまえば、それはそれで残念で口惜しい。もし、予定通りに行われていたら、今ごろ各地でランナーたちがこんなふうに走っていたんだろうな、としみじみさせてもらいました。日本じゅうに、明るい笑顔が戻る日を願ってやみません。すてきな作品をありがとうございました!