「黒山羊」を含む小説

ある日、西川健は「クロヤギさんは本当に読まずに手紙を食べたことがある？」という問答を春日部詩織に質問される。その質問に答えた西川健は、深窓の令嬢やかぐや姫とあだ名が付いた変わり者…

閑散期の寒空の中、夜の博物館でだけ目を覚ますのは――人間ではなく、名器たちだ。 語り手はバイオリン《カノン》。 隣に並ぶのは、一度も「うた」を授からなかった奇妙な楽器《メシア》…

　大学生の楓（かえで）は、『雪柳 メイ』という名前でVtuber活動をしている。 　ある日、別のVtuber『黒山羊 ガク』が「コンビとして活動しないか」と誘ってきて、二人は『ビ…

その村では、歌声が風と化し、記憶が香となる。 イランでロマ音楽家と出会った「私」が迷い込む、 パーリィ（PERI）――妖精にまつわる禁忌の記憶。 民俗学的フィールドワーク、異文化…

　統暦二四七五四年。閉鎖的な山村に育った少年クーリオは、父に無断で出かけた街の市場で危ない目に遭う。それを救ったのは香辛料売りのイェだった。13歳になったクーリオは、街でイェに再…

運び屋とは違い、手段を問わず届けることを仕事とする【届け屋】黒山羊。 今回の依頼は戦場にいる息子への御守りを届けることだが。

KAC2023参加作品 痩せたい。せめてこの腹だけはなんとかしたい。そんな風に思ってジムに行くも、持ち前の陰キャ体質のせいでどうにもできない。そんな「俺」は、黒山羊滅斗と名乗る研…

結婚した二人の元傭兵『魔物の森のハイジ』と『黒山羊のリン』。 そこに『はぐれ』の少年ノアも加わって――。 楽しく過ごす三人だが、そこは魔物の領域。スローライフも楽じゃない。

黒山羊さんのバフォメットは、経験未熟な悪魔です。 見た目も小さくやけに可愛い外見と声に、本人（？）はとっても苦労しています。 今日も迷える子羊を導こうと奮闘しますが…… バフ…

都立碧島高等学校の一年生、笹倉哲人は幼なじみの同級生藍沢絵里と、オカルト研究部の部長、秋野楓と一緒に『黒山羊様』の謎を解くために成り行きで夜の旧校舎へと向かうことに。 でも、そこ…

黒山羊さんのジレッタイお手紙に、白山羊さんはオカンムリ。つんけんとした返事を出しました。さらにその返事には……。

変った信仰の家に生まれた事と、人外ヒロイン好きな事意外は普通の少年。 黒山羊助（くろやま・ようすけ）が出会ってしまったのは 彼の好みドストライクな邪神、シュブ＝二グラスの化身だっ…

　白山羊からお手紙が届く、黒山羊が受け取る（食べる）、しかたがないので「さっきのお手紙ご用事なあに」と返事を書く。ただそれだけのことについて書いています。 　さて、あなたの街の白…