「雪 面影」を含む小説

「私は遠い星から来たの。あなたを探しに」 　遠目に見える銀の髪。 　コートを羽織って、突き出したコンクリの足場に立っている思い出深いエロゲーのヒロイン――リリアンネに似た彼女は…

雇用主との大失恋の末、九龍に遺棄された護衛機械人形の雪月。休眠と再起動を繰り返しながら日々毒を吐く彼女の前に、かつての雇用主に瓜二つの少女「カナタ」が現れる。命を狙われている彼女…

視覚的に人を認識することが難しい葉月は、人と関わりを持たない高校生活に徹していた。 気になるのは、三年前に雪町駅で名も無き遺体として見つかった少女……。 顔も名前もあるはずな…

狐の妖怪はかつて惹かれた人間の子孫に彼の面影を探す 企画で書いた短編です。小説を書くにあたって利用したサイト様↓ 診断メーカー、https://shindanmaker.com…

　ある日、夕暮れの白く雪の舞う公園を僕は散策していた。夕日は山から姿を消そうとしており、柔らかな光がそこには残っていた。正面を見ると大きな樹木があり、枯れ葉も雪と同様に舞っていた…

　　　　ありがとうございます！ ♪【自主企画】第四回・準白雪賞受賞♪ ＊少々過激？　な描写があります。自己責任でお願いします＊ また、魔法のｉランドにて挿絵つきで第一章のみ公開…

※この作品は、『氷海のヴェルヌ』の作者KOUKINGさんに許可を得た上での二次創作です。この作品に関する一切の権利はKOUKINGさんに帰属し、何かあった場合修正や削除する場合が…

大学を卒業して、わたしは志摩の実家へ帰る。 四年暮らした長屋の大家さん、昭和元年生まれの須江さんは入院中だ。 戦後の面影がある古い街で、須江さんはずっと独り身をとおしてきた。 雪…

悠伽（はるか）が姿を消してから、残された「俺たち」の時間は止まってしまった。あの日あの事件を境に、「俺たち」は音楽をやめ、いっしょにいることさえやめてしまった。 それから「俺たち…

アルビオン大英帝国に相並び立つふたつの公爵家、白雪公スノードロップ家と黒馬公セングレン家。 白と黒の両家が興された昔からずっと、白雪公と執事、そして黒馬公の三者は、古き因縁による…

　11月22日今日は彼女の誕生日だった。会社を早々に切り上げ愛用の自転車を走らせる。 　もう何度目になるかわからない登り階段を駆け上がり玄関の扉を開ける。 「ただいま」 　…