「送り火」を含む小説

入って来たのは、ひかると青木だった。 「久しぶりのコンビだな。ひかる君。夏休み楽しんでいるかな？」と高遠が言うと、「明日帰る予定で、高遠さんに連絡したら、大変なことになっているっ…

送り火を憎んでいる先輩に付き合う後輩の話です。ガリガリちゃんを食べたり、雨を願ったり、執着したりします。 ※『氷でお祓い』は以前上げた『氷でまじない』を書き直して完結させたもの…

【全34話完結済】 平凡な25歳、立花依。営業補佐。 恋人の作り方もわからなくなってはや3年。 もう、このままおひとりさまでいいかと思っていたら、あれよあれよと、スパダリ課長に迫…

お盆の期間限定の『おうた』 三十一文字（みそひともじ）で　詠んだ　お盆 「寒蝉鳴」七十二候で、8/13〜8/17の頃。 ※「情景ことば選び辞典」学研 2019 参照。

その音が聞こえてくると、私の季節は再会の夏となる。

京都、五山の送り火の小話。2023年「ご当地怪談」への書き下ろし。

京都のお盆 迎え鐘でお迎えして 五山の送り火で送る 懐かしい人へ思いを馳せて また、来年 ※「カクヨムコン」に向けて 改修で「ですます調」にしてみました やわらかいお話 や…

お盆に帰ってきた、三人のおばあちゃんメインの物語。幽霊である彼女たちは、子孫たちの目には映りません。それでも、子どもたちの成長や現代社会を楽しむ彼女たちの様子をご覧ください。

八月の京都と言えば「五山送り火」ばかりが取り上げられがち。 だけど本来は、それとセットで「精霊迎え 六道まいり」と言われる行事がそれよりも前に行われている。 「六道まいり」で祖…

彼は鉛筆でスケッチブックに絵を描く。 写真のように繊細なタッチだ。 そして悪運だけで勝ち残った医者シク。 懲りずにシリアス１話短編を不法投棄します。

私は禍津神の血を引く妖、紅羽。 私を愛しているという鬼が、いつも隣にいる。 送り火の日の宵の口、神隠しを求める人の子に、私は恋をする。 一話読み切り短編です。

殺人が趣味と化した親友と五人目の被害者となった、近所の女の子の死体を埋めにいく男の話。 黄鱗きいろさん主催の死体埋めアンソロジー『密葬』に寄稿した作品です。

この真っ白を紅く染めてほしかったんだと思う。 田舎に暮らす一人の少女の話です。

　高校生、日暮陽太郎は病弱な一面を持つ一生徒だ。しかし彼には公には見せない一面が存在する。彼の街を荒らす災厄を滅する、炎の戦士としての真の姿。それが不登校気味だったクラスメイト、…

適当なことばっかり言う京都人の先輩と、ガリガリくんを食べながら送り火を見る話。多分青春ホラー。 参考資料 諸星大二郎『妖怪ハンター 地の巻』（集英社文庫） 『謎解き！ハードボイ…

迎え火は、ご先祖様の霊が浄土から迷わずに自宅へと戻って来るための目印。 送り火は、お盆を自宅で過ごしたご先祖様の霊が浄土へ帰るのをしっかりを見送るためのもの。 いずれも玄関先など…

私たちは人生のある時点で誰かと出会って、何かを交換して、そしてその誰かを失っていく。 ※三題噺企画(お盆、夏の日、スイカ)の参加作品です。

東京でサラリーマン生活を送る健太郎は、32歳を迎えたものの、出会いがなく、結婚どころか彼女すらできないまま、年齢＝彼女がいない年数になってしまった。 盆休み、健太郎は生まれ故郷で…