あの世の住人である主人公がお盆に現世に帰省するお話です。とてもコミカルな感じで描かれていて読みやすく、読んでいるとほっこりとした気分になれる作品です。
時代の流れとは……。お盆の精霊牛馬には茄子と胡瓜が定番。ハッとして冷蔵庫の野菜の中から探し出し慌てて割り箸で足を付ける。 一方の御先祖としてのお祖父様。もう少し乗り心地が良い新鮮なのを用意してくれたらいいと、ちょっと愚痴り気味。 折しも、スポーツカーを模した奇抜な精霊馬に追い抜かれ…。 果たして、帰りの精霊牛は…と思ったらユーモアたっぷりで、何処となく懐かしいお盆の風景に、更にエッジを効かせた素敵な物語。 彼岸と此岸とを渡るのが、ほんの少し 楽しみになるかも知れないこの物語。心がホッコリ温かくなる事、請け合い。
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