「誘蛾灯」を含む小説

夏のある夜、ふと立ち寄ったアンティークショップで入手したランプ。 それに明かりを灯すと、何故か涼しくなるという――。

冒頭より—— 　舌先三寸で駆け引きするような、男女特有の小賢しい語らいは、彼女にとって陳腐そのものであった。誘蛾灯のような色香に基づく、本能を刺激する彼女が醸す劣情は、男を虜に…

小鳥遊涼は、オーナーの神宮司怜子にスカウトされてバー『よすが』で働き始めていた。そんな時、裏メニューの存在を知る。 それはコープス・リバイバー……死体を蘇らせるという意味のカクテ…

オッサン魔術師×手繰り寄せ体質バーテンダーのバディミステリ！ 電子書籍にて発売中『壺中天地シリーズⅠ　カーディナル・レッドの指先』の番外編となる短編です。 本編未読でも楽し…

テスト勉強の休憩に、初めての深夜徘徊。 見慣れた街の景色も違って見える。 静まり返った街の一角、そこだけ爛々と明かりが灯されていた。 気になったぼくは誘蛾灯に導かれるように誘われ…

高校進学を地元ではなく離れた田舎ですることとなる主人公の僕。 出鼻から倒錯しそうな出来事に出会い、はぁぁぁぁ。 その後も、まるで僕が誘蛾灯かと勘違いしてしまいそうになるくらい蛾、…

　日なたから日かげへ目をやる感覚は、えもいえない。別の世界を見るかのようだ。僕は誘蛾灯と、冷たさ、怜悧に温かさ、概念なく、見合い、出会う。 　学校の裏で何年も前に殺された”誘蛾…

猫に同情して、ついていったらその先に悲劇が。（※重複投稿しています）

同一テーマに基づく連作短編です。 「御伽噺」 それはありきたりな御伽噺。理なき世界に怯え、閉じこもるわたしの前に現れたのは？ 「白昼夢」 その店の名前は白昼夢といった。早熟な…

蛾は苦手です。びっくりします。でも改めて考えてみれば、似ています。