こういう、静かで、感じることや考えることが読者にゆだねられている作品は、好きです。題名の『誘蛾灯』は小説にしばしば登場し、比喩や描写に使われますが、ここではその答えが丸投げにされているので、読者側がその意味を感じる作品です。 余談ですが、小生はかつて米蛾を大量発生させて、夜中にその蛾たちと戦うはめになったことがあります。米の中には大量の幼虫もいて、今でもトラウマです。
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