「短編推理小説」を含む小説

ある条件で特殊な能力へと切り替わる主人公が、警察官である兄と共に凶悪な事件に挑んでいくというお話です

【あらすじ】 北海道十勝地方、名家・霧川家の令嬢である霧川真里華は、名探偵の血を引く探偵官。心理学博士号を持ち、その知識と直感で事件を解決に導く——はずが、彼女の推理はしばしば迷…

　『御陵アルマ』 　精神科病院に入院している、僕の憧れのお姉さん。 　彼女は今日も謎を解く。 　私は探偵ではないと口にしながら、退屈凌ぎに未解決の謎を解く。 　―――今から…

家賃滞納寸前の私立探偵・榊原信一のもとに届いた謎めいた依頼状。「真相を知る7人の証言者がいます」 大手企業で起きた機密情報流出事件。汗かき副部長、正義感あふれる新入社員、頑固な…

落ちぶれた私立探偵・山田太郎のもとに舞い込んだ奇妙な依頼――「毎晩姿を消す猫を追って欲しい」。 一見、些細な依頼に見えたが、やがて前代未聞の大事件へと発展する。

IT企業「フューチャーコマンド」のCEO・榊原健一が、自社ビルで不審な死を遂げた。現場に残されていた最新型スマートスピーカーと、謎めいたメモ『すべては、命令通りに——』。 新任警…

国立羽根美術館で起きた謎の死。館長の遺体の周りに散りばめられた純白の羽と、消えた金色の羽根のブローチ。新任警部補の御子柴美咲は、美術館という密室の中で、それぞれの秘密を抱える関係…

マンションで発見された一人の男の死体。 残されたのは「十の命令」と題された謎めいたメールと、5人の証言。 管理人は15年の記憶を、妻は裏切られた愛を、同僚は共犯の真実を、親友は…

東京郊外で突如姿を消した天才画家、秋月透。彼のアトリエに残されていたのは、「奪われた青が、僕を追い詰める」と書かれた不穏なメッセージと、代表作『嘆きの空』に浮かぶ謎の赤い染みだっ…

スパイ一家の末っ子は、本屋で遺体に遭遇する。 被害者はその本屋の店員。 遺体の近くには、角が血で汚れている分厚いハードカバーの本。 在庫整理中の店員が手を滑らせて、運悪く頭に…

深夜の美術館で起きた密室盗難事件。消えた名刀「雪月花」と、床一面に広がる白い粉。そこに残された血痕と足跡。新人刑事・木村は、美術館学芸員の中島、そして警備会社の山田とともに、3年…

一人暮らしの主人公が、ある朝目覚めるとスマホのケースが勝手に変わっていた。誰もいないはずの部屋で起こる不思議な現象に困惑しながらも、真相を探ろうとする主人公。しかし、調査が進むに…

偏頭痛持ちの真也が頭痛に悩まされる雨の日。突然彼女の麻紀が訪ねてくる。 そしてある一つの「推理」を話し始める。 ２０２１年８月作、noteにあげていた作品の改訂版です。

『異世界探偵社クワツ』の社長兼探偵、オリトは、全世界一のポンコツおじさん。 　電子レンジも使えないオリトと、オリトを世話する天才のヤン少年と、かわいい犬のフヨル――そんな凸凹ト…

　白百合学園の伝統を体現する「百合の誓い」の儀式が、今年も恒例通り春の訪れと共に行われようとしていました。 　この儀式は、新入生を学園の一員として迎え入れる重要な通過儀礼です。…

※かの有名な『屋根裏の散歩者』を未読の方はご注意ください。 寮を追い出された僕は不動産屋に駆け込んだ。そこで紹介されたのはあの建物に似て——。

　高校生の『僕』はクラスメイトの山田に殺意を抱くが、逮捕されるのは避けたかった。 　折よく行われる文化祭に紛れて山田の殺害を計画するが……。

オーストラリア、シドニーで、極悪人の貪欲から、愛する家族や友人を傷つけられ、命までも奪われた人々の心に寄り添い、彼らに代わって悪党らに復讐する「グレーヒットマン」を亡父に持った仕…

限りなく犯人に近い思考の持ち主・指宿薫。 限りなく探偵に近い空手少女・帆足真琴。 全く正反対の2人が、巷で巻き起こる殺人事件を前にして、限りなく解決に近いことをする。現在《イマ…

私は女子高生探偵の、探偵助手としてがんばってきたが、その先に地獄があった。 この短編小説は、僕が書いているダーク百合短編集『夕喰に昏い百合を添えて』でも公開しています。この短…