「短編小説 ホラー」を含む小説

その完璧な美貌から高校で「Ｓ級大和撫子」という通り名がついている高校一年生の少女・佐沼瑠璃子（さぬま るりこ）。 ……の隣の席に座っている高校一年生の少年・雁谷雫（かりや しず…

一分で読める語りかけ型怪談。 最後の問いが誰に向いているのか、その目で確かめてほしい。

「自殺を止めてほしいと頼まれたから殺した」 異常なほどの純粋さが引き起こした自殺阻止事件。その正解は誰にもわからない。そして、世間は犯人の青年・狂々をサイコパスと決めつけた。人間…

人気web小説サイト「カケヨメ」にて活動する霧原けいと。 「筋肉自主企画」を立ち上げ、素晴らしい参加者の皆様に恵まれたおかげで大盛況となるが、深夜テンションのせいで彼女は重大な…

市立図書館の地下には、「誰にも読まれなかった言葉」だけを静かに消化し続ける胃袋がある、という噂がある。 過去の受賞作に似ている、と何度もなじられ、「二番煎じしか書けない自分の文章…

17世紀、有名な「セーラムの魔女裁判」事件の直後に、アメリカ辺陬のとある村で起きた、陰惨でうしろ暗い顛末。 ラヴクラフトの短編小説『名状しがたいもの』の独自解釈をもとにした、前日…

金曜日の帰り道、私は必ず本屋に立ち寄る。いつもなら行かないはずの古い書店に入ったある日、私は彼女と出会った。その日から私の平穏な暮らしは少しずつ変化していった……

Twitterで更新した140字小説まとめです。（無題投稿の作品にはタイトルを付け直しました）各話完結ですのでどこから読んで頂いても大丈夫です。メインのSF・ファンタジー系は別に…

数年前まで、私は金縛りにあっていました。 その中で一番印象に残っている体験です。

　一田和樹さま主催、第３回無貌賞「わたしの発狂日記」に寄せて書いた作品です。 　結果、『大賞』をいただきました。 　（あらすじ） 　その日記は『ヒトを喰う日記』だとされる。そこ…

夢は今日も、静かに続いていく

患者さんと付き合っていることは誰にも言っていなかったので、病院の中庭でこっそりと手を繋いで散歩をしていました——

昭和のレトロな雰囲気漂う喫茶グレーテルからおよそ、五十メートル先に二階建ての古びた洋館がある。 半世紀以上前に建てられたであろうそこは空き家になっていた。 そして今、空き家となっ…

サクッと読めるホラーの短編小説の詰め合わせ。 基本的に1話読切です。 (タイトルに数字があるのは何話か続いてます) 隙間時間にぜひ。 「yearning」は2014年comi…

私の家の目の前には、「恋桜の木」と呼ばれる不思議な木がある。 夏の夜、男女が決められた作法で祈ると、桜の花が咲き、二人の未来を映し出すという。 幸せな未来を示す花。 別れを意味…

Xにて投稿した140字小説まとめ。投稿済み作品5編に未投稿作品1編のおまけ付き。サクッと読んでサラッと忘れて、でも何だか少し気になって、またフラッと読みに来てもらえると嬉しいです。

豊作に沸く町・平沢。 危機は去り、すべては守られたはずだった。 ――ただ一つを除いて。

ゲームプログラ厶を嗜む女子大生：霧宮涼音(きりみや すずね)は、創作サークルの同級生：玖珂燐華(くが りんか)に夜のデートに誘われる。しかし、それは危険な怪異取材の幕開けだった……

短編小説集を入れてますたまに長いやつ書くかもです

黒崎探偵事務所に残されたのは、冷静すぎる探偵と、 彼を人間として繋ぎ止めようとする助手だけだった。 失われた感情の正体を追う調査は、 制度の裏側と、名を持たぬ信仰の深淵へと続い…