「江戸時代 忍び」を含む小説

豊臣秀吉が全国を平定し、元号を「瑞祥」と改元した瑞祥時代、家の再建のため、復讐のため、そして三振りの宝刀を取り戻すため、謎の忍びに禁術をかけられてしまった亡国の姫さやと、その従者…

　時は江戸。主君の大名の命令で商家の蔵へと忍び込んだ結果、忍びの榎地は怪我をする。なんとか帰還し念者の医師・久良に心配されるお話です。素敵な企画を拝見して書いた、企画のための書き…

時は天明。 戦乱の世ならば大名に雇われていたであろう隠れ里の忍びたちも、太平の世では食い扶持にありつけぬ世の中。 三つの掟を遵守することを条件に、数名が江戸の居住を黙認される。 …

谷中に忍び住む二人の老人は何者？ 井原西鶴「男色大鑑」より、人気エピソード「眺めつづけし老木（おいき）の花の頃」の二次創作（アダプテーション）

世界各地にて言い伝えられる様々な空想生物。しかし、それらは実在していた。 争いの怨嗟、何かにすがる強い願望、信仰のあつい者たちの信念。強い想いは具現化し、物の怪や神として人々の前…

島原天草にて、きな臭い動きを予見した柳生但馬守宗矩は既知である、一人の忍びの元を訪れる。 滅ぼされし一族。その最後の生き残りである忍びは銭の為ならば、どんな汚れ仕事も行う。 この…

弘化二年、重追放中の浪人、木島尚之介のもとに公儀から遣いがやってきた。 依頼の内容は、天才カラクリ技師久松時右衛門がつくりだした『常夜燈』を賊の手から守れというもの。 金欲しさに…

水底に沈む宿命の廃村で不思議な体験をした男は、幽鬼の如き不気味な老爺と出会う。 その口が語るは、一人の忍びの物語。 血を分けた弟に憎しみを向けられ、命からがら逃げ出した忍びを救…

現在では世界遺産として有名な、日光。 江戸時代までは下野の国、日光。 日光山(男体山)を開山した勝道上人を影で支えた三部族があった。 黒髪、榊、麻耶だった。開山までに二十年近くか…

脇山藩士の簀子六平太は、背振衆と呼ばれる忍びである。 自らの身分を隠し、脇山藩士として生きながら、代々藩内の不平分子を内偵する役目に就いていた。 主命の為に、わざと役目で失敗し、…

江戸末期、常陸・大津浜に英国の捕鯨船の乗組員が上陸した。突然の珍事に、周囲の各藩はその対応に右往左往した。その藩の中に、奥州・泉藩があった。泉藩には忍びの者が居た。兄弟の忍びも居…

エブリスタジャンル応援キャンペーン　歴史・時代「生きる」　準大賞 　二朝が並び立つ時代。九州は北都帝と足利将軍を奉ずる探題方と、南都帝奉ずる宮方とで二分され、激しい対立の最中に…