「払う 呪い」を含む小説

ユディートはきちんと教会に認定されている『聖女』である。 ただし、着ている服は修道服でも白いローブでもなく、豪奢な真っ赤なドレス。 更に、その右手には札束が握られている。 今…

取りつかれ体質の主人公、月城灯里が霊に憑かれた事を切っ掛けに心霊部に入部する。そこに数々の心霊体験が舞い込んでくる。事件を解決するごとに部員との絆は深まっていく。けれど、彼らにや…

“呪いや祟りを代わりに受けてくれる人達がいる。呪われ代行屋、彼らに依頼すればあなたは救われる。払う代償はたったひとつ――” そんな都市伝説が、まことしやかに囁かれていた。 そし…

「狭山じしんも被害者だと思っているのかもしれません」 「被害者？まさか狭山が・・・」 「父親が不始末を起して自殺した。じぶんの才能を伸ばして豊かな人生が待っていると思っていたのが…

　虐待で命を落とした少女だった私は今、二つの人格を心に宿し駆け回る。 　周りには怨呪と呼ばれる怨みの集合体である化け物。そいつらを倒すため私、楽羅輪廻《かぐらりんね》がもう一つの…

ここ日本は心霊大国である。心霊、と一括りにいっても、その定義の中身は様々だ。怪異、呪い、妖怪、幽霊、それら全てが日本を巣食う怨念である。それらを払うために国家単位で抗うべく、陰陽…

突然異世界に迷い込んだ僕、高橋翔流は森の中にいた。 どこかも分からず一人遭難状態。 そこに現れたのは関西弁し過ぎるソロキャンパー、リッキー。 十三歳だと言う彼に、僕は事情を説明す…

ディオは、妖精界で育った人間の青年だ。友人であり妖精界の皇子ロレットから、「妖精たちは人間界を侵略しようとしている」と告げられる。 ディオは戦争を回避すべく、人間界へ向かう。けれ…

帝国から逃げてきたあたしは海辺で彼女…… 『心の呪い』を持った女剣士――ライカ・アヤシキと出会った。 良く笑って、やたらテンションが高くて……でも、どこか、はぐれてしまったあたし…

【梗概的あらすじ】 明治１６年夏。 山菱哲佐は今日も博打に負けて知人に集って酒を飲んでいた。その知り合いが言うには友人の質屋を営む伊左衛門という男が女髑髏祟られているらしい。 あ…

舞台は現代日本。 喧騒に包まれた世界に彼らは生きている。 『魔法使い』 悪魔と契約を交わすことでなれるそれは尋常ならざる力を得ると同時に『代償行為』という呪いに苛まれることと…

２５歳を迎えようとしていた紅月に元に表れた男。 その男、矢鏡は紅月の体に取り憑いた呪いのために、もう少しで死ぬと宣言してきた。そして、呪いを払う代償として夫婦になれと言ってく…

昔々、ある処に刀太郎という童が住んでおりました。ある日、刀太郎が家に帰ると一年の業を罰し裁くという仏身「挫刹」に出会い呪いをかけられてしまいます。呪いの銘は刀徹。同じ場所に七晩留…

『人々は、“蝕”と呼ばれる呪いの現象と、その蝕が生み出した“魔物”に対抗するために、“奇跡の力”を持つ教会を拠り所として、なんとか暮らしていた。』 千年も前のある日、日蝕と共に…