「兄と弟 短編」を含む小説

士官学校に通う少年・アカネは、数年前に失踪した血の繋がらない兄と久しぶりの再会を果たした。 音信不通だった兄・トオルは、いつの間にか『人造眼球』を造る技師になっていた。 ※『ボ…

これは、心の井戸の底のドロドロした腐敗なドス黒い蠢く部分です……本来なら出すべきでない異形の心です 「カクヨムのコンテストで作品が認められていれば、書籍化して少しでも収入が増え…

僕には父がいた。どうしようもない人だった。 父が失踪してから一か月。現れた二人の男は、それぞれ父の兄と弟と名乗る。 しかし、彼らの正体はそれだけではなかった。

降雪極まるアパラチア山脈での死闘から三ヶ月。打って変わってニューヨークはうららかな春空の下、ダニエル・ニューマンは人を待っていた。相手は泣く子も黙る情報局とくれば直接話すのもよう…

兄は胸に赤い薔薇を、 弟は腹に白い薔薇を、

兄と弟のクズい物語です。

顕示と健輔の兄弟は、幼馴染の祐と三人で暮らしていた。 幼い頃から仲の良かった3人だったが、 突然のニュースに健輔の死を知る。 健輔と思い合っていた祐は、いつもの笑顔を無くす。 そ…

※カクヨムコン10短編部門（ラブコメ）参加作品 非の打ち所がないモテモテ男子である双子の兄と比べられ続ける高校生、聡吾。校舎の屋上で「俺もモテてーよ」と叫んでいると、同じ感情を抱…

平々凡々な高校生、茂部正人«もぶまさと»にはひとつの悩みがある。 それは、親友である八乙女楓真«やおとめふうま»の兄と弟から、尋常でない敵意を向けられることであった。ブラコンであ…

バイトの休みであった祥也は一日寝て過ごそうと思っていた矢先、弟の匡に一喝され、子狼のジルヴァと共に散歩をしていた。 ジルヴァのことを見ていると、同年代の女子に声を掛けられた。 中…

夏祭りから数日経った頃。 あの時に怪我した箇所がなかなか治らず、バイトを休むことになった祥也は、自分のせいでそうなったと泣く子狼のジルヴァのことを慰めつつ、癪に障る弟の匡のこ…

KACのお題について書きました。

兄と弟は、別の存在である。

2023年5月の文学フリマで出した本に載せた短編です。個人的には兄と弟のほんのりボーイズラブになりきらない程度のボーイズラブ。

■あらすじ 廃刀令や秩禄処分が布告される明治初期、熊本で起きた神風連の乱に参加した一人の侍がいた。 仲間たちとともに熊本城に突入し、陸軍の兵士たちを斬って回るが、夜が明ける頃にな…

弟に泣かされてきたとはいえ、裏切っても良いということにはならない。

【あらすじ】 　大学一年生の美優(みゆ)は、初めての前期テストを乗り越えたところでした。そして、自分が頑張ったご褒美に、乙女ゲームに転生した悪役令嬢ものの小説を読もうと本棚を開け…

優秀な兄に勝利することは、無いと思っていた。

　谷川さんちのご兄妹は仲がいい。 　そしてこの２人には、好きな人がいる。 　しかしある事情から、両想いなのに付き合う事ができずにいた。 　そんな谷川兄妹の、ゆるくてガチな恋と日…

「疑似兄弟」が与えられる町。18歳の誕生日を迎えると、「疑似兄弟」である人形たちは停止する。 終わりの日に、「兄」と弟、ふたりは何を思うのだろうか。