「ボーイズラブ風味」を含む小説

軽いボーイズラブ風味のハイファンタジー作品です。 この世界『ウェルファー』は、創造主に創られた空中に浮かぶ五つの浮島から成り立っている。 浮島は常春の春島、常夏の夏島、そして…

都会の片隅、仕事を終えて疲れた俺のスマートフォンに、恋人から「養生テープ買ってきて」とメッセージが入った。 素直に買って帰ると、恋人は俺の両手両足を養生テープで縛り上げ―― ※…

　霊は見える者を選ぶ。 　霊は何かを伝えたくて人間に語りかける。 　霊が成仏できないのは、この世に未練があるから。 　霊はやり残したことを叶えたくて、それを叶えてくれる人間…

バイト先のカフェに土砂降りの中を自転車で行った僕は、一番上に着ていた雨合羽の意味もなく、全身ずぶ濡れになってしまった。 しかも雨合羽の下に着ていたのは私服ではなく店の制服。 代わ…

クラスメイトの高槻夏乃は虚言癖のある頭のおかしい男だ。毎日さまざまなホラ話を披露しては先生までもを虜にしている。──何らかの特殊な話術を用いた詐欺師に違いない。そう考えた僕は、高…

桜並木をスマホで撮りながら歩いていると、桜吹雪に巻き込まれ幻想のなかにいた。静寂のなか、うたう声が響いている。オレは隣の樹が空いているからと誘われた。魔性に魅入られ、魅入り、桜吹…

※ボーイズラブ風味を含みますが直接的な恋愛要素はないです

秋元祐太郎は父親の転勤で全寮制の男子校に入学した。 しかし、そこは訳アリの男性同性愛者の巣窟だった──。 ラプンツェル寮祭に向かって走り出す寮生と、一部不穏な動きをする者達と──…

お人好しが祟って女吸血鬼に下僕にされてしまった元（怪物）ハンターのジョシュア。 主人である女吸血鬼に付いて回る内に、人間のハンター達を巻き込んだとんでもない事件に足を突っ込んでし…

ゲイの畑くんと、ストレートの真島くんの会話。 ＢＬ風味。 KAC2022-1「なみだ」の続きと思ってもらっても。 https://kakuyomu.jp/works/16816…

天智天皇と天武天皇は未来からの転生者だった。 　僕、中原真人《なかはらまさと》と智《さとる》は義理の兄弟だった。僕が父親、智が義母の連れ子。 そんな僕らが時空の乱れに巻き込ま…

「あなたの前世は生贄です」 ごく普通の男子高校生である祭理は占い師にそう告げられる。 極上の魂を持って生まれ、異世界の神や魔物にまで狙われてしまう「生贄系男子」雲津祭理は平凡で…

　俺はその日最高に落ち込んでいた。このまま死んで異世界に転生。チート能力を手に入れて最高にリア充な人生を……なんてことが現実に起こる筈もなく。奇しくもその日は俺の二十歳の誕生日だ…

死んだ奴が残された恋人の幸せを願って見守っているなんて嘘だ。 （決めた、俺は化けて出てやるから） 人生は終わっても、愛は終わらない。 ・BL展開ショートカット「0」「1-1」→…

雨が降ると、彼は必ずそこにいた。 どうやら彼が雨を連れて来ているらしいが、ぼくには、雨が彼を連れて来てくれたようにしか思えなかった。 雨降る日の短篇。 少年同士のボー…