「ウミウシ」を含む小説

二十年前に小笠原海溝九五〇〇メートル付近で、とある新種の生物が発見された。その生物は後に“クレイドル”と名付けられ、発見者の沖浦正嗣らは一躍有名人となる。 世界的な新発見から数…

　イラストを毎日ブログに上げていた僕はある日、アップロードした筈の苺の絵がデータごと消えていることに気づいた。 　代わりにブログのページの中を這いずり回っていたのはウミウシ。 …

この街は一年中毎日欠かさず雨が降り続く。そうしないと僕らは生きてはいけない。雨に濡れいていないと僕らは死んでしまうのだ。 雨の降る街の、少年と少女のお話。 前後分けていまし…

　浜辺の近くの岩場から、海の中に深く潜ると洞窟。 　洞窟をずっとずーーっと進み、花ウミウシの住処を真上に曲がる。 　真上に空いた大きな穴から顔を出すと、洞窟の中に小さな浜辺が広が…

なんの脈絡もなく自分の話をします。一話完結の短編集スタイルです。 転職や引っ越しの多いダメダメ～な人生なので、いろんなところでいろんな経験をしてきました。 夜の街の不動産屋で働…

★「おしゃれ」「お母さん」→おしゃれ金平糖ウミウシ ★「いちご」→船形の石珊瑚に住む苺ジャムウミウシ ★「兄」→マンモス白珊瑚の森に住む青い大きめの魚 ★「妹」→マンモス白…

「東京湾に沈めるうみっ」←脅迫恋人に振られてしまった俺は、突然黒づくめの男に拉致られてしまった。絶体絶命のピンチから救ったのは、人間じゃなくてウミウシだった！？ ウミウシは俺を…

山の中の小さな小屋に住む魔法使いのシンは、同居している師匠から街への買い出しを頼まれる。「できるだけ時間をかけて」など不審な言動を隠しきれていない師匠に若干の不安を覚えるシン。言…

滅びゆく人類の悲願を叶えるため、地球から遠く離れた惑星に辿り着いたタグチとシロイ。 そこは、星空の見えない場所だった。 ※一部情報に誤りがありましたので、修正させていただきま…

【私はウミウシに似ているの】 彼女のその言葉の意味を、僕はもっと早くに知るべきだったのかも知れない。