「しっとり 切ない」を含む小説

「貴女とは、どこかで会ったことがありますか？」 桜の樹であるわたくしに、突然お声をかけて下さる殿方が現れました。その方はわたくしに「名前」をつけて下さって── 昭和初期の日本…

その日、人生で初めて家出をした。 細い雨に濡れながら、あてもなく彷徨い歩いていた私に声をかけてくれたのは、同級生の男の子だった。 2022.2.11／魔法のiらんど 公開・完結…

藤田功作32歳はふたりの女性と秘密の社内恋愛をしていた。ひとりは自由奔放でオレンジのように明るく弾けるような女の子、金沢茜28歳。茜は功作にぞっこんでグイグイくるタイプ。一方、安…

自身の日常に絶望し校舎の屋上から飛び降りた少年“皐月蒼汰《さつきそうた》”は、飛び降りたところを死神の少女“ミカゲ”に救われる。 一命を取り留めた蒼汰にミカゲは死神の業務《自殺防…

人気漫画家の男の家に訪れた謎のインタビュアーの少女。 どうやら自分の作品のファンらしいが、実はその正体は死神で……!? ※この作品はエブリスタに掲載しています。

とても切ないお話になりました。

「俺が眠れるように、傍にいて欲しい」 人気バンド『ニーナ』のボーカリスト、奈央。 同棲していた恋人に裏切られ、行くあてを無くした穂花。 ある出来事をきっかけに眠ることが出来な…

想いを繋ぐ、22時の電話。 幻冬舎ルネッサンス 「短編小説コンテスト」 二次選考通過作品

笹森美奈子は、雨の日に一人の女性と出会う。傘も差さず、ずぶ濡れで歩く彼女に、美奈子は声を掛けた。そして、その日から二人の不思議な同居生活が始まる。彼女は「猫さん」、そして美奈子は…

悪いとは分かってた。でも、止められなかった。 だからだろうか。私は罰を受けた……。 同一主人公による、各編別個の作品として書き上げています。 物語のテイストも、若干違います。…

織姫と彦星が鵲の橋を渡ることが出来るのは、年に一度、七夕の日だけ。 某大学病院小児科医局でも、七夕の物語が月明かりの中繰り広げられる……。 年下ドクターの情熱、失うもの、傷つ…