「#夏の恋 #ファンタジー」を含む小説

元侯爵令嬢は薬師となり、疫病から民を守った。『救国の乙女』と持て囃されるが、本人はただ薬師としての職務を全うしただけだと、称賛を受け入れようとはしなかった。 結婚祝いにと、国王…

財前直人、大企業サペレの副社長秘書。イケメンながら恋愛運ゼロ。後輩女子にはディスられ、副社長にはノロケられる。仕事は有能なのに、私生活は惜しいことだらけ。そんな彼にもめったにない…

とあるバーにて、若いカップルが何か深刻そうに会話をしているが……。奇妙な後味の残る掌編。 この短編は、クロノヒョウさんのお題企画『第47回「2000文字以内でお題に挑戦！」企画…

僕は、今でもよく海に来る。「あの子」の面影に会うために。 今でも鮮明に思い出せる。「あの子」と一緒にいたのは、ほんの一時だったけど。 でも、あの夕昏色の海の中。「あの子」だけ…

月からきたお姫さまと、高3男子の恋愛ファンタジー！ はじめは、代々医者の家系の次男。文武両道兄とは違い、勉強も運動もパッとしない高校三年生。 それでも医学部を目指しているが、…

　毎年恒例の家族での小さな夏休み。７月の上旬に一年一度、母の実家へ２泊３日で遊びに行く。目的は２つ。 　１つ目は、お祖父ちゃんの命日。 　２つ目は、家族で楽しみにしている『アレ』…

吉野智夏（ちなつ）高校2年の17歳。 中学の頃、わたしは人との距離感がわからなくなっってしまった。 友達とクラスメイトの境目は？ でも周りが全てただのクラスメイトだとしても、この…

絵描きはいつものように絵をかいていただけだったが、その日は偶然ある乙女に出会う。自由な乙女にひかれながらも、彼女の違和感に少しずつ気づいていき、あることをきっかけに彼女の秘密を知…

「すいません。インスタントサマー売ってますか」 彼は私にそう尋ねた。

「今日は火の球を取りに行くよ」とパパが言った。

セミがウルサいある夏の日 羽賀 明 (ハガ アカル)は 飛んだ。 20メートルはあるだろう崖から。 僕は この世界とサヨナラする。 ……はずだった。 自らの名を…

中学生の男女の、 ある夏の日のお話です。 ＊少しファンタジー要素があります。

夏休みも中盤にさしかかった頃。主人公の通う学校は納涼祭を翌日に控え、生徒全員が登校していた。グラウンドに集められた主人公たち二学年は、注意事項や作業内容を受けていた。 先生の話も…