「現代怪異」を含む小説

普通の高校一年生タツヒコは、ひょんなことから「お化け問題伺います」と宣伝する胡散臭い興信所でアルバイトをすることになる。 そこにやってくる依頼は、不可思議な怪異事件ばかり。 興信…

都会暮らしを経験すると空想の世界と見紛う程の緑豊かな片田舎。 初夏の日差しを浴びるぼくと彼はそこへと向かった。 そこでは想像もつかない程、奇妙な出来事が待ち受けていた。 小説家…

頭蓋骨の雲を見た者は、必ず死ぬ。 三日後、君は空から落ちてくる。 骨は砕け、魂は消える。外傷なし、説明不能。 M県で多発する連続怪死事件—— オカルト否定派の刑事が挑む、 科…

四月。霧ヶ原高校に転校してきた少女、雨下 空鹵《ウモト ウロロ》は怪異探求部部長、九十九 九十九《ツヅラ ツクモ》に出会う。

借金返済のため、詳細不明の高額バイトに手を出してしまった主人公《マチダ》。 非合法《組織》によって連れていかれたのは、山奥の廃団地。 見るからに不気味な場所で行われる仕事の内容…

　俺、破魔鬼（はまき）鍵（けん）は退魔師にして十六歳の高校生。怪異と現世を渡り歩く少年退魔師だ。 「我が名、｜鍵《けん》に有りて｜銘《めい》はカギに在り。盟約の二つ名を持って条…

現代の“怪異”は、もう幽霊じゃない。 スマホから漂う、いるはずのない人の匂い。 誰も読んでいないはずの、LINEの「既読」通知。 聴いた瞬間、偽りの記憶を植え付ける音楽。 そ…

とある老人が、事故で亡くなった。 老人の住む家には多数の猫がいたが、ろくな世話をされておらず、家の中は糞尿塗れになっていた。主人公達特殊清掃員は遺族からの依頼を受け、猫の糞尿で汚…

　唐木広幸こと『ユキ』は、身体が獣人へと変異する体質を持つ先輩、一宮蓮子こと『ワンコ』に恋心を抱いていた。 　しかし悲しいかな、彼女には好きな人がいるらしい。ならば好きな人を全力…

現実の人間界という素材をディフォルメ、極端化して調理、一般向けの寓話風に仕上げた架空の怪物の世界です。さてどんな奇妙な味がするのか？　御用とお急ぎでない方は、是非一度ご賞…

微熱で学校を休んだユウ。目覚めると、大きな怪物が街を覆い尽くしていた。 ｢この子は、弟だけは、私が守らなければならない｣ そう思った。 高校教師である品川もまた、命をかけて己の…

記録することは、記憶に抗うこと。 都内の出版社に勤める若き編集者・白崎いろは。 冷静沈着で理路整然、だが情に厚く“人の声”を記録することに執念を燃やす彼女は、担当作家であるポン…

出張で訪れたホテルの部屋のクロゼットに赤いジャケットが残されていた。 とても派手な赤いジャケットがなぜか僕を追いかけるようにつきまとう。

あれは俺が5歳の頃。初めて赤ん坊の弟を抱き上げた時だった。 強烈に脳裏に浮かんだことは『護らねばならぬ』という言葉だった。 地面に開く穴から這い出す怪異と戦い続ける長男。それは家…

都市伝説系YouTubeチャンネル《VOID WALKERS》の生配信中、 一人のメンバーが――突然、消えた。 舞台は「奇数月・奇数日・午後8時8分」にだけ渡れる“橋”の先、 …

『シスター・ベルの怪異撲殺チャンネル』の続編。 第一作目から4年が経ったが、シスターも僕も相変わらず怪異を撲殺する動画を配信していた。 隙間女、海から来る怪異、怪異愛護団体――。…

「水」にまつわるテーマで「死」や「葬儀」の話を書きます。全部大体一話完結の短編です。以上。

家をも喰らう出没自在の蟻地獄――【空地繰】 入居者に異能を与える物件――【グリーンハイツ４０４号室】 書かれた事を”無かった事”に出来る万年筆――【末梢筆】 次々と迫り来る…

里山には不思議の出入り口がある。 今も昔もその出入り口を行き来する旅人の群れ… 遠き昔もITの現在においても人はその不思議に一歩足を踏み入れる間違いを犯す。 その一歩が物語を紡ぐ…

　平凡な女子高生水城燈子（みずきとうこ）はある放課後に学校に忘れ物をしたことに気づく。忘れ物を探す中、不審な影を見つけてしまう。その影に追われる中、クラスメイトの藤原貴志に出会っ…