概要
ヒトの半分は水で出来ているのだから
「水」にまつわるテーマで「死」や「葬儀」の話を書きます。全部大体一話完結の短編です。以上。
応援ありがとうございます。長編作品用の取材費に使わせていただきます。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!嵐の予感を抱き友引の海でクラゲを探す。
真夏の日差しが照り付ける砂浜を歩く。
二人の少女。
黒いレースの日傘を回す。
浜に打ち上げられた沢山のクラゲたち。
潮の匂いと微かな腐敗臭を、その透明な
身体の中に閉じ込めているのだろうか。
カッターで切り裂いてみると、とろりと
流れ出しては溶けて行く。
学校では、日傘の所持を義務付けられて、
この時期には必ず持ち歩かなければ
ならないという。
けれども強い風に翻弄されて、黒い
日傘が海へと流されてしまう。
その日、少女の姿が消える。
嵐の予感を含み、浜辺には又、沢山の
クラゲの死骸が打ち寄せられる。骨のない
軟体は殆どが水で出来ている。
残された少女…続きを読む