「現代和風」を含む小説

柏木聡子は天涯孤独の女子高生。 そんな彼女の前に現れたのは、祖父を名乗る静珠源十郎だった。 源十郎の言葉に従い、聡子は静珠の地へ向かう。 その地で神に命じられたのは、従兄弟である…

かつて青年が助けた鶴は、今——人事課経由で派遣されてきた!? 恩返し業務に就いた和服姿の少女・ツル子は、誠実すぎるほど仕事に熱く、織物・家事・心の癒やしに全力投球。しかし助けら…

物語の狭間から、短歌が生まれた。 三十一文字が導くのは、千年の時を超えた問い。 これは、もうひとつの貌《かお》——美しき影。 ⸻ 小説を書く中で、思わず溢れた三十一文字（み…

『夜九時からは鎮守様の時間。子供が外をうろついていたら、蛇に喰われる』 そんな七不思議が存在する町、浅城町。 高校入学を控えた春。 ４年ぶりに町に戻ってきた一真は、再会した幼馴…

”一年が十一ヶ月しかない”人たちがいる。 彼らは一年の内、決められた一ヶ月間を神に捧げている。 そんな”一ヶ月”少ない一年を過ごす彼らと、その家族のお世話をする”世話係”との…

とある神社に異能を継いで生まれた、宮司跡継ぎの柚真人（ゆまと）と妹巫女の司（つかさ）。 その前世から折り重なった、数多の因縁の物語。 人の重ねた罪を背負い黄泉を流離うという女神…

神との神事で生まれた子を、自らの不貞で出来たのにもかかわらず神の子と言った巫女。勿論、皆か信じるわけもなくその巫女は『穢れた巫女』と言われ村八分にされていた。 ――時は流れ――蒼…

伏見稲荷の社で“消えた観光客”をきっかけに、 高校生・安倍悠真は「視えてしまう目」を手に入れた。 霊がついてくる。鏡に映る“白い耳”。 現実感のない日常の中で、彼は祖母から告げ…

神社に祀られてる神様である「おきつね様」は夏の終わりに自分の神社の近くで行われる「残夏祭」が嫌いだった。 それは、彼にとって何十年、何百年経っても忘れることが出来ない日々と、…

中学二年生男子・大刀流火穂緒（たちるかほつぎ）は津波に巻き込まれ、亡くなってしまう。 人間関係を顧みず、自分の正しさに従って生きてきた激ヤバ思想の穂緒。 彼は災害で理不尽に死ん…

九尾の巫女らに敗れ、心臓を貫かれた死霊術師・骨堂冥翁。彼は霊体となり追跡を逃れ、時空の歪む幻の集落「哭沢村」へ辿り着く。そこは地底の「底鳴りの主」が支配し、巫女・幽月雫音と番人・…

職を転々とするフリーターの藤宮あかねは、ある日、旅行で訪れた有馬温泉で、あやかし旅館「縁の坊」で大旦那を務める金狐の時景と出会う。自分が作ったスコーンをたいそう気に入った時景から…

「愛しているよ。どんな犠牲を払っても、君だけは幸福にしてあげる」 幼い頃に母と死に別れた大学生の未砂（みさ）は、ずっと不幸続きの人生を送ってきた。 だが自分の不幸に打ちひしがれ…

世界を呪いながら、俺は産声を上げた――。 　 現代日本で命を落とした青年は、同じく日本に転生する。 けど、どこか知ってる日本とはちょっと違うようで……？ なんと、大人たちの話によ…

世は現代、人外が人間と共に歩む世界。人外大国日本。 人外と人間が共に学ぶ天明学園の高校１年人外科、朧月志乃は幼い頃から夢を見ていた。それは自分ではない誰かの記憶。でも志乃には大切…

「今年こそは恋人ができますように」 そう願って飾ったひな人形が、まさか“恋の相手”を見極めてくれるなんて―― とびきり優しい春の予兆、ちょっぴり不思議なラブ・ファンタジー。

科学が照らす時代で、信仰は滅ぶのか—神々の咆哮が、今、帝都を揺るがす！ 【あらすじ】 帝紀2680年、科学が発展し、人々が信仰を捨てた時代。神々は力を失い、“禍神”へと堕ちた。…

時は現代、ところは京都。 菅原道真公の末裔としてこの世に生を受けたロックシンガー、道明寺幣楓(どうみょうじ へいか)。 現代に顕現した稲荷神であり、浮世を眺める自称怪奇探偵、伏…

どこにでもいる普通の高校生の神野剣(かみのつるぎ)。彼は部活の帰り道に、突如天使と名乗る男に襲われて命を落としかける。サタン・ウィザードと名乗る少女が現れ、命を助けてもらうことに…

ブラック企業に勤めていた俺は理不尽な死の末、現代日本に転生した。 そこは人の魂を食う邪悪なバケモノと、それを討伐する者たちがいる日本。 晴天院久遠(せいてんいん くおん)として…