「ボトル」を含む小説

お題小説です(2018年作品)。 キーワードは『クリスマス』『ガラスボトル』『戦』。現代の問題をいくつかピックアップして童話風に盛り込んでみました。物語としては寓話らしく、因果応…

夢なんてない。 適当に大学に行って、結婚してもしなくても、どちらでもいいし、多分適当に生きていく。 そんな真山千都世の部屋にボトルメールが落ちていた。 中から出てきたのは小さな少…

《――時間には律儀な十文字ミコが、その日に限って寝坊した事実には、何かしら運命的な意味があるのかもしれない。 「遅刻遅刻！」 パンをくわえた彼女が間借り角を駆け抜けると、その目前…

高校時代、夏の思い出として皆んな集まってワイワイやった。20年後にその時のメッセージが届くことに……

話題のタピオカ・ミルクティーを飲みに行った先でちょっと反感を持ってる同クラのあの子に絡んでみたのだけれど……。 うっかりすると生理的嫌悪感を誘いそうなフェチ的エピソードたちです。…

　カクヨム三周年記念選手権、四日目のお題への応募作品です。

ニコニコ動画で定期的に進行中の「二原高速鉄道経営録」。その中で出てくる『アドベントレーシング』の活躍を描くスポーツ小説です。

青春独白

みじかい文章たちを。

■海に漂うボトルメール。開ければ「誰かの現在」と「誰かの過去」が交差する。時間旅行には何もタイムマシンが必要なわけじゃない。誰かが未来に想いを馳せて、誰かがその想いを受け取ったな…

若者の間でスマートフォン向けのアプリ『メッセージボトル・カウンセラー』が流行っていた。もともとは人工知能に悩み事を相談するためのアプリだったが、最近はそのアプリにお願いをすると、…

※第100夜にて、完結。 　このご時世に、絶対に流行らない純文学などというものをやってみようと思う。それも、誰一人読みやしない、私小説というやつを。 　200字詰めで、1日3…

初夏。蝉の声が響き渡るこの町で、一人の少年はある出会いをする。

ペットボトルが目を覚ますと、そこは広大な海原であった。ペットボトルとキャップちゃんとラベル君は、身を寄せ合いながら海を漂流する。その中で起こる出会いに、彼らは自らの存在意義を問う…