「辛辣」を含む小説

公爵家の後継として厳しく育てられ、自身でも良き公爵になるためにと幼い頃から精進してきた。 そんな公爵令息が、適齢期をとうに過ぎ、未だに婚約者を決めずにいるには理由がある。 彼は…

　美貌の青年ヴァンパイア×可愛いけど男前な画学生。 　月明かりの下で遭遇した金髪碧眼の美青年に襲われた“おれ”は首筋を咬まれて愕然とした。 相手はヴァンパイアだった。その夜から…

「着きましたよ。これから、あなたは、このSAGASAGAの世界で、新しい人生を生きていくことになります。僕の言っている意味は、今は全く分からないと思いますが、形式上はノンプレイヤ…

学内で憧れの姉妹は、致命的なまでに仲が悪い。他者に対しても相入れないその姿から「二本刀」と呼ばれてしまう。 この物語は、他者には辛辣な二本の刀が、ただ一人にだけ気を許すまでの、さ…

　生徒会の小さな書記、ニノマエは長い黒髪をヘアバンドでぴっちり留めた吊り目に丸眼鏡の不愛想で神経質な少女。 　彼女と共に生徒会で働く見るからに真逆の副会長は筋骨隆々の長身に真っ…

魔王様と結婚し、港街で新婚生活を送っているが、僕の奥様は仕事（魔王業）でとてもストレスが溜まるらしく、家に帰ってくるなり、いつも愚痴を撒き散らす。 「もう本当にありえない！　あ…

冒険者に憧れるも、世界最弱の無能職業〈無職〉を発現してしまったことで冒険者学校を追い出された落ちこぼれの少年クロス。 しかし彼はとある大事件をきっかけに、将来の恋人候補を自らの手…

　母は物心つく前に亡くなり、以来ずっと、父と2人で静かに生活して来た上柳｜愛音《あいね》。 　父に嫌われたり、父が突然、意地悪な継母を連れて来ないように、愛音は手のかからない良い…

宅配便で働く瑞穂が、突然出向を命じられた出張所は、山の上の神社前…… 営業は月水金の週三日 一日の来店客は数えるほど 暇を持て余しながら夕刻、ふと見つけた見慣れない扉は、違う世界…

貴族が絶対の国、メロロ王国。ミラナリアは国防のために国一体に結界を張る仕事を行っており、日夜メロロ王国を魔物の被害から守っていた。 いや、正確には無理やりさせられていたのだ。も…

そのサメが産声を上げたのは八月一日、午後二時十七分のことだった。 扇野学園オカルト研究会の部室で物置と化していたサメはその日、突然自我を持った。 「どこだここ？！」 一声叫んだ…

バンドの相方から解散を告げられた少女【礼華《あやか》】 その別れを言い渡した天才肌で努力の歌手【譜夜《ふや》】 【お互いのソロ活動を決めた】 との報道をラーメン屋で 初めて聞…

学校では隣の席のギャルに怯え、 家では辛辣な義妹の顔色をうかがう。 高校二年生にして、うだつの上がらない人生まっしぐらな俺が、ある日忽然と姿を消した幼馴染と十年ぶりに再会したとし…

　とある伯爵と後妻である商人の娘との間に生まれたシャルロットは、小さい頃から変わらずに前妻である貴族の娘を母に持つ腹違いの姉を姉として慕っている。しかし、姉を姉と慕い仲良くすれば…

自分への戒め程度に書きます。 こんな事、毎日に言われてたな…そういえば… 批判嫌、批判はやめて(：ω；)

あらすじ ——2008年10月31日。 アイルランドのとある森林地帯にて、密命を帯びた忍びどもが絶体絶命のピンチにあった。 日本国の今後を左右しかねない任務を帯びながらも、融通…

あるアパートの一室で訪問者を待っていた人物の一人語り。彼は何を語るのか……。 課題「玄関」で執筆したものです。 面白いと思ってくだされば幸いです。 辛辣コメントもありです。（＾…

ファンタジー風メタフィクション ※エッセイ書くのが、すごく恥ずかしかった。 　だったら、それっぽい物語を書けばいいじゃない 　というノリで書き始めてみた。

気づいたら見知らぬカフェに入っていた主人公が帰り道を尋ねると、ここは死者のくる場所だと教えられた。モリという名前以外の記憶も定かでない彼女は、行き場をなくしてそのカフェで働き始め…

　学校一の美少女―――姫宮愛。 　彼女には異名があった。 　『魔王』……そう、彼女は生徒からそう呼ばれている。 「好きとか言う前に、手汗がすごいことになってるわよ？　あっ、…