魔法にあこがれる11歳の少年、カナタ。
そんな彼はある日、亡くなった祖父の遺産の内より不思議なタブレットを見つける。
それはありとあらゆる魔法書をデータベース化したデバイス『MB』。
ほんの少しアプリを起動させただけで世界を一瞬のうちに塗り替えてしまうそれの影響を追い、奇人たちが蠢動しはじめ、少年の多難な運命が動き出す。
まだまだ冒頭、されどもはや十五万字突破の、濃密な大長編が今、紐解かれる。
色濃いキャラクターに、濃密な描写と豊富なオカルトへの知識。
迂闊に踏み込むことを許さない、気合いの入った作品です。