「短篇」を含む小説

――――――――――――――――――――――― ※この短篇は、以前pixiv小説にて投稿した 『君がいるから』第3話　自己紹介代わりの、現状報告（1） を再構成し、加筆、修正して…

わたしの幼馴染は都会へ飛翔いてから、ただいちども故郷には舞い戻らなかった。 家族と連絡を取ることもなかった幼馴染は、真冬の蝶のように孤高で、果敢無くて、強かなひとだった。 「ほ…

短篇が増えてきたのでまとめました。BL＆BL風な恋愛ジャンル中心（ファンタジーやSF風、妖怪が出てきたりといったものも）の短篇集です。すでに公開していた作品もこちらに。不定期更新…

のんびり暮らす「わたし」が日常の中で不意に出会ったちょっと謎を感じさせる出来事

アガテは犬が殺したというし近所のマイクロフツさんもそう言う。裏庭には何かがいる。母さんがくれたインフィニティというピンク薔薇が消えた。どろぼうするには惜しい成果だ。だって薔薇の季…

何作か短篇を書いていきたいと思います。 現在の収録予定作品：「未来の忘れ物」「しゃべる影」

ギャグ中心の連作ショートショート集になります。 いちおう、レギュラーキャラはいますが、各話どれでも独立して読めます。 主要キャラは、以下の３人。 ポン吉(男) 安定のボケ。の…

落選しましたが、カクコン１０短篇最終考対象作品です。 １５話を書き換え再開しました。 １５話で約１万文字です。 異世界にはストリートチルドレンって言葉は無い。路地裏路上で暮ら…

専門学校生・真色（まいろ）。日本電報電話局西日本支部・地域公共サービス課長・古野（ふるの）。 二人の主人公が体験した悪夢の記録──。 緒賀けゐすさん主催の自主企画に書き下ろし…

ちょっと田舎にある小さな街。 僕の家の隣に住んでいるのは、悪の組織の総統らしい。 彼はしょっちゅう僕の家にやって来ては、ダラダラと寛いでいる。 「総統、僕のアイス勝手に食べない…

真夏の安アパート。壊れたエアコンから聞こえてきたのは、救済を説く「冷房の神様」だった。 電気代ゼロ、魂永久保証――その取引の果てに待つものは。 『夏休み短篇小説大賞202…

　僕の目の前で僕のアパートが燃えている。 　こんな事になったのは全て、エアコンが壊れたからだ。 　エアコンが壊れなかったら…こんなことにはならなかったのに。

六角形の部屋が無限に連なる「無限図書館」。 そこには、あらゆる文字列が組み合わされた無限の本が収められている。 作家の私は、まだ誰も書いていない物語を探しにここを訪れた――が、司…

朔蔵日ねこがティーンだった頃に書いた十一篇の短篇集。鬱屈した日々の中、心にわだかまった熱く粘稠なやり場のない感情を乱暴に言葉に綴った物語。脈絡のない攻撃的な言葉たちが、どうか安ら…

快楽の瞬間に訪れる、もう一つの“気配”。 本書は、性愛と霊障が交錯する、ちょっとエッチで、だけど確かに怖い短篇集です。 隣の部屋から響く喘ぎ声。鏡越しにこちらを覗く“誰か”。夜…

「夏休み短篇小説大賞2025」参加作品 テーマ「線香花火」 線香花火とは一見異なるように見えますが、そんな無関係に等しい話題を私なりに線香花火と結び付けました。 かなり深く作…

夏。夏至。夏期。 蒸し暑く、肌を焼く紫外線やら、絶え間なく求愛を続ける蝉に嫌悪を抱く季節。 鬱陶しく、早く終わって欲しいと思う人もいる。 が、その夏は、誰かにとって忘れようもな…

テーマ：①線香花火 1997年、「私」は北海道第一興商銀行（通称：こうぎん）橋本支店にいた。当時の神奈川県相模原市は田舎で、思ったほどの規模はなく、営業成績が伸びず、お客様一課も…

武徳9年、秦王・李世民は政変を起こし、兄である太子・李建成と、弟の斉王・李元吉を自らの手で葬り去った。 この事件をもって、後に「貞観の治」と称される盛世の幕が静かに上がる。 だ…

死去的丈夫出现了 然后，岳母也出现了…… ＊ Solispia第三届超短篇小说节Bad-end组最终选拔（Solispia第3回超短編小説祭Bad-end部門最終選考） （原作…