物書きを趣味レベルとはいえ続けているものとして、言われたら嫌だなぁと思うのが想定してない部分の「○○みたいだなぁ」。パクリなんて強めに言われれば知らねぇよと返し、オマージュですかと言われれば知らないんですごめんなさいと謝らされ、そんなことの警戒にとネタ被りを検索し、オリジナルを切望するものの、先人は無数の世界、ネタも被る。その苦悩の果て、自身を納得させるための”答え”を図書館で発見するのだが──え、それもあるのーー?
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(398文字)
「無限」に対する発想が面白く、世界観や、ともすればナンセンスさすら感じてしまいそうな司書との会話も小気味よく、無限の中の一として必ず合致する作品が存在しうるというSF的な壮大さも相まって、独特の雰囲気がとても好きです。 作家を志す人に刺さるメッセージ性もあって、思わずうなる作品。 オチも良くて、とても印象深いです。おすすめです!
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