「ポストアポカリプス 冒険」を含む小説

※第十回本物川小説大賞参加作品 　人間社会が崩壊した遠未来――世界には蹂躙者と呼ばれる怪物たちが蔓延していた。 　ヒトに酷似した外見を持ち、ヒトを凌駕する膂力を持ち、獲物に確…

時はおそらく近未来。 "大陸"と"島々"の戦争が休戦して十数年。 "島々"の勢力圏は、戦争中使用された兵器の影響で異形化した生物の跋扈する魔境と化していた。 所属していた組の解散…

　かつて隆盛を誇った一大科学文明は去った……残された老年期の星、そこには荒れ果てた砂漠と都市の残骸、滅びた文明の跡……では、なかった！？

二十歳を迎えたハリーが、ある日、雪原で倒れている男を見つける。男はハリーを探していたといった。最後の言葉を残し、男は息絶えてしまった。 男の荷物の中にあったものは、ハリーにむけた…

砂上のフロンティアという作品の企画段階の作品です。 タイトルは上海アリス幻樂団様の楽曲「メイドと血の懐中時計」から、主人公ゲンの苗字は、「ヤマトよ永遠に」の登場人物、グロータスか…

"──エレオノール、おはようございます。 健やかな朝ですよ" 少女が目を覚ましたのは、真っ白な砂漠が広がる辺境の地だった。 宇宙探検隊〈フレベス〉が乗り込んだ宇宙船〈オル…

ラヴェリテは海軍最高と言われたラングドッグ号船長の娘。彼女には船の精霊を見る能力があった。ある時、父親の船が幽霊船に沈められてしまう。ラヴェリテは仇討ちの為に老朽艦ミラン号を奪い…

　水没した世界で再建しつつある社会。人々は大海へ糧を求めて生きていた。 　そこにあらわれた発光する鯨の群れと、南極から届いた謎の電波信号。研究なかばで消えた言語学者と、海上生活を…