「お仕事とあやかし」を含む小説

　妖が住う下界、訳あり死者が集う異界、の狭間に蜜蜂の巣箱を抱えたまま生き人が落ちた。 　今あるべき居場所で蜜蜂を飼いながら人の世話とあやかしの世話をするマルミは妖頭からストーカー…

　佐伯美澄は美容部員として働く厄年の３３歳。 　そのせいか会社が倒産し、実家に帰るはめに。そこでも美澄の厄年は発揮され、家に泥棒が入られるわ、父は骨折するわ、母は財布をなくすわ、…

外資系証券会社の元キャリアウーマン青山ハルカは、特定異種族・共存モデル地区「きっかい村」への引っ越しを決意した。 理由は、祖母が遺してくれた古民家を相続するため、さらには税金全…

新人編集者の壱哉は、作家の瑞季に恋をしている。 人気作家の瑞季だが、最近は創作活動に行き詰まり、リフレッシュも兼ねて、二人は温泉旅行に向かう事に。 好きな人との温泉旅行に夏祭りと…

墓はアート、骨董品は脱走、未来は崩壊寸前！ 大学入学を目前に、骨董品を愛する私の眼前で蔵に眠る日本刀、茶器、謎の剥製たちが、業者の手で次々に売り飛ばされようとしていた！ 「歴史…

イケメン４兄弟が営むカフェ「ほおづキッチン！」。商才なしの長男・雅（みやび）。重度のドルヲタ次男・慶（けい）。守銭奴経理三男・溌（はつ）。思春期真っ盛りの四男・倖（ゆき）。彼らは…

東京での日々に疲れ果て、心を空っぽにしてしまった水無月栞。彼女が逃げるようにたどり着いたのは、亡き祖母が営んでいた田舎町の古書店『時と葉』。そこは、本を求める「人ならざるもの」た…

一話目、タイトル変えました。 ホラー短編一話だったのですが、奇譚短編集としてマイペース連載になります。 「ランドリー」 濡れた洋服が大量に入っている重たい籠が二つ。今日もランド…

風音(かざね)は12歳。形あるこの地上世界に収まりきることの無い、様々な異世界の存在たちとの出会い、交流のお話。地球人が生命力や意思を失ったまま日常を生きることが続く中で、生命力…

猫宮と黒猫のおはぎがほのぼのと仕事をこなすさまをどうぞご覧ください。 チート級の力を持った祓い屋──猫宮が人、霊、妖、神等と出会っていく話。人も人ならざる者にも心はあるんだと、…

天宮城修は日頃から、人の理から外れた者と交流を持っていた。 それらは妖怪とか怪異とか、妖魔とか、妖とかそう呼称される者たちであった。 叔父が経営する天宮城堂は表向きには、便利…

「──仕方がないので、私があなたを守ってあげます」 「君、規格外すぎないかい？」 あらゆる妖を退ける「破魔体質」の千依は特殊なその身を活かし、妖を物理（拳）で雑に祓いつつ、違法…

東京の八王子に佇む、お世辞でも綺麗とはいい難い外見の探偵事務所、【恐神探偵事務所】。因みに事故物件である。そのためこの探偵事務所の存在を知った近隣に住む専業主婦達は、暇を持て余す…

時は幕末。京の陰陽量を追い出された田辺虎次郎（たなべ とらじろう）は、ひょんなことから目をつけられた「拳骨和尚」武田物外（たけだ もつがい）に縁談をもちかけられる。 縁談相手の…

天童日花（てんどうにちか）はわけありながらも普通の生活を送っていた。ところがある日突然、異形に襲われる。そこに現れる謎の力を使う集団。一体何が起こっているの！？異形専門警部隊・察…

【新撰組は呪われたがる。スピンオフ】 　伊達家の子孫・伊達衛宗は、幼い頃から心臓病を患い、人生の殆どを病院で過ごしていた。 　体調が良くなり退院するものの、社会を知らない衛宗は…

令和日本にある昭和を思わせる古い家屋が残る町。 "柏綾町"。 古い場所には摩訶不思議が根付く……此処はあやかしと呼ばれる、不思議な生き物たちが集まる町。 上位と呼ばれるあやかしは…

【第12回角川キャラクター小説大賞用あらすじ　ネタバレ注意】 　幼い頃、雅輝は両親に連れられて妹らと祓い魔師の屋敷へ出向いた。 　雅輝はあやかしに好かれやすい体質を持って…

【富士見ノベル大賞、特別賞を受賞しました！】 上條咲良は都会のレストランで働いていたが、病気の父親の介護のため地元に帰ってきた。 彼女の家は、代々大口真神（おおくちのまかみ）、…

礎国が大陸の隣国李から独立して数百年。いにしえの守りは風前の燈となり、世には妖が蔓延って、礎国の民の生活を圧迫していた。 少年は世界におのれのかたちを規定されないために、忘れたこ…