「掌編とか」を含む小説

ねぇ、それ、わかって言ってます？ 同じ部活の先輩の冬島さんは秋嫌い。そう聞くと、亜季(あき)という名の私は面白くない。 なので、食欲の秋で対抗してみることにした。 ※長編『夏鳥は…

窃盗罪での服役を終えた主人公。身寄りがないために更生保護施設で生活を送っていたある日、同室者にキレて暴行してしまう。施設を脱走し、再び追われる身となった彼は真冬の夜の路上をあても…

童話及び昔話の悪役として有名な狼、鬼、魔女。もしも別々の物語に生きているはずの彼等が出くわしたらどうなるのだろうか。 そんな妄想を描いたのが『ヴィランズトーク』シリーズだった。…

“記憶を買う人”がいる。その正体は、あなたかもしれない。

奇妙な夢を立て続けに見た私は、友人にそのことを相談した。すると、記録として夢日記を付けることを勧められる。 　夢日記を付けると発狂するという都市伝説を警戒しながら、私は夢日記をつ…

誰かが後をつけています。

神様の自由研究は「創世記」？ クロノヒョウ様の自主企画【第69回「2000文字以内でお題に挑戦！」企画】お題「夜明けの空にまいた種」に参加しました。 https://kakuyo…

自分の孤独と自分が前向きになれるまで。 掌編小説。 エッセイ・ノンフィクション週間ランク77位。

其扇よひらが日々考えていることを掌編エッセイにしてみました。 どうかしてるエッセイを目指しています。

些細な苛立ちを、弱き命にぶつけてしまった。 道端の蟻を踏み潰し、木に張られた蜘蛛の巣を傘で壊す。 ただのくだらない行為――そう思っていた。 しかしとある夜、炎に包まれた部屋の中…

仕事帰り、疲れ果ててしまってBARに入った。 さっさと帰ってしまえばいいいものを何故わざわざ寄り道をするのか。それが男というものだからである。男は心身共に困憊の最中にある時、非…

2013年から2014年頃に書いた詩や物語の作品集です。大体公開順で掌編多め。 ※軽度ですがセンシティブな描写や残酷描写が含まれる作品があるためセルフレイティングを設けています…

ニュースでは“今夜にも初雪の可能性”と伝えた。 けれどその初雪を、ふたりは報道ではなく、そばで見上げることになる。 スタジオキャスターと街角リポーター。 同じ建物にいても、いつ…

【BL】午後のパーティーを抜け出して諒は庭に出た。 そこへ、同じことを考える奴がもう一人。 筋金入りの雨男、水脈が歩いてきた。 雨が、ふたりの距離を少しだけ近づける―― 月波結さ…

親友同士であるＡとＢは、とある日、Ｂが話があると言うので、学校帰りにファミレスに寄った。

半期の売上を落とした男。 「正義」と信じてきたものの中に、濁りがあると気づいたとき—— 彼は初めて、世界の静けさを知る。 欲と秩序のはざまで生きたひとりの夜を、優しく、冷静に見…