「マニア」を含む小説

この港の船は、生きている。 喋らないし、視線もないけれど、“乗せてくれる気があるかどうか”は見ればわかる。

フリーライターの「私」のもとに、ある廃墟マニアから奇妙なUSBメモリが届く。そこには、1990年代に集団失踪事件が起きたとされる、地図から消された団地――通称「穴蔵団地」に関する…

学習ネタだと話が続かないため急遽月報に変えました。（笑） 「宅地建物取引士」通称「宅建士」、国家資格検定では上位に入る人気の資格試験。 不動産会社、金融機関等々で業務やお仕事上で…

平凡なサラリーマン・田中が、一週間の激務の果てに心待ちにしていた限定プレミアムアイス。しかし発売時刻の午後四時直前、アパートのドアノブが壊れ、部屋に閉じ込められてしまう。 アイ…

エターナルバトルクロニクル（通称・エタバロ）は退廃的なダークファンタジー世界をモチーフにした対戦型育成RPGである。 世界観やストーリー、病的に美しいキャラクターデザインも相ま…

不定期更新。一応大長編の予定（100万字はいかないかなあ）。 いささかの気負いを込めて言わせてもらえば、湾多のライフワークの一つとなるはずの作品です。が、裏付け部分の文献読み込み…

『神来骨董品店』は少し変わった店だった。マニアの中でも有名らしく県外からのお客さんも多い。その店を営む永臣と店を手伝っている孫の咲良。 　ある日、永臣が飼っていたドーベルマンのサ…

冷たい真実の前では、無価値なものだった。彼女は、愛を破壊した自分の醜いエゴでした。

時は1939年。ヨーロッパの強大な専制国家――ゲルマニア帝国が隣国へ侵攻を開始したことにより、第二次世界大戦の火蓋は切られた。 戦争は早期に終結するかに思われたが、ゲルマニア帝国…

高校生の藤本一臣はサッカーの才能に溢れ、将来を約束された道を歩む筈だった。しかし震災で家族を亡くした衝撃で、心を失くし、何も出来なくなってしまった。彷徨い歩くうちにゆるく生きてる…

2014年から15年にかけてラジオ大阪で毎月第三金曜日24時30分から放送していた謎のラジオ番組「ちゅうなんけん」のボイスドラマ脚本。 とある大学の中南米文化研究会（ちゅうなん…

​　昭和初期の浅草。見世物小屋の片隅に、妖しく光る「螺鈿迷宮館」があった。壁一面が鏡と螺鈿で覆われたその館で、主が死体で発見される。 　死体は鏡に張り付き、背中には螺鈿の杭が突き…

現代の日本には、触れた人間を凶暴化させる危険な『妖刀』が秘かに存在する。それらを回収・保管する国家公務員が、「刀狩り執行人」だ。 主人公の半田紡（はんだ つむぐ）は、霊的な力を…

私を棄てた男が幸せな家庭を築いているのを目の当たりにして、私の憎悪は 母親似の一人娘に向けられた。 私はある計画を実行する為にナイフマニアとなるのだが……

アキラ――魔力を持たない青年は、自らの国の王によって死刑を宣告された。 彼の世界では、ただの無力で役立たずな人間にすぎなかった。 だが、運命は彼を見捨てなかった。 死の淵に立た…

　万年平社員の烙印を押された三国志好きな彼は薄れゆく意識の中、謎の声を聞いて三国志の世界に転生してしまう。彼は、関羽の様な豪傑あるいは諸葛亮の様な智略家に生まれ変わりたいと願う。…

カドカワBOOKS10周年記念長編コンテスト ㊗️中間選考通過㊗️ 【あらすじ】 現代の歴史オタク高校生、伊達政宗を崇拝し、戦国時代の武将や兵法、政治体制、さらには美少女くノ…

　佐伯香織は超ド級の懸賞マニア。1日100件の懸賞に応募し、当選した商品の数は数えられぬほど。 　そんな彼女がネット上で見つけたのが「当選1名様500万円」。胡散臭いと思いつつも…