「掌編小説？」を含む小説

形のよい指先が夜天色の表紙を開く。 "掌編録"と刻まれているのに、白紙の頁が続いている。 「君、運がいいね。其れは月世界から入荷した新商品さ」 視線を巡らせると淡青色の睛をした少…

noteで「眼鏡」「初恋」二つのお題を含むショートショートを募集していたので書いてみました。

大学院生の先輩と後輩のお話です。

危険、探検、大冒険。 そんなあなたの正直堂！ カネに財宝、地位、名声。 みんなまとめて正直堂！ 今日も流離う旅ガラス。 どこの街にも正直堂！ 出血覚悟の正直価格で年中無休営業中…

一日一話を目標にTwitterであげていた掌編小説全十三篇を纏めたものです。 掌に乗せて眺めるも良し、転がして見るのも良し、飾っておくのも良いですね。 全てはこれを読むあなたのお…

星の生まれるところを探しに行った青年の掌編。小説というより散文的なものです。

長きにわたる人類史における先行研究の蓄積やインターネットの普及によって、今や人々は何時でも何処でも知りたいことがあれば、好奇心の赴くままに知識を得ることができるようになった。 …

詩歌サイト suiuに置いたもの

#1　おやすみ彼女 #2　約束はいらない #3　恋の廃棄処分 #4　アスターズ・アラーム #5　Ms.color #6　ワープロ彼女 #7　馨しい珈琲に舌を出した。 #8　バトン…

大幹部ドクター・ユガ突然の宣言に、カタストロフ帝国は騒然となった。ヒーローとの戦いを禁じたユガの胸には、知られざる真意が眠っていた……！

『先生』、その言葉の欺瞞に対する、とある「先生」であるひとの不満を考え書きました。少し古い時代を想定した散文・掌編小説のようなものです また修正するかもしれません

ませた色の女生徒と男性教師の掌編小説です ＊この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません

ぼくらが過ごした九十三ヶ月は永遠に続くのだと思っていた。 その暮らしは三ヶ月前に終わり、半分だけ広くなった部屋に…… ひとつのトランクケースが残されていた。

道開進は、同級生の一肇に恋心を抱いている。しかし、それを口で伝えるのが気恥しいので、手紙を書き、その子の机の上に置いた。 手紙の内容は、『好きです。僕と付き合ってください』 しか…