「現代和風ファンタジー」を含む小説

伏見稲荷の社で“消えた観光客”をきっかけに、 高校生・安倍悠真は「視えてしまう目」を手に入れた。 霊がついてくる。鏡に映る“白い耳”。 現実感のない日常の中で、彼は祖母から告げ…

陰陽寮が、公的組織として現代まで残った“にほん”。 安倍の分家である凛々花は、母親の思惑により全く知識を持たないまま陰陽寮へ勤めることが決まってしまう。 負けず嫌いな彼女は、母を…

神社に祀られてる神様である「おきつね様」は夏の終わりに自分の神社の近くで行われる「残夏祭」が嫌いだった。 それは、彼にとって何十年、何百年経っても忘れることが出来ない日々と、…

中学二年生男子・大刀流火穂緒（たちるかほつぎ）は津波に巻き込まれ、亡くなってしまう。 人間関係を顧みず、自分の正しさに従って生きてきた激ヤバ思想の穂緒。 彼は災害で理不尽に死ん…

秋風の吹く新月の夜だった。 毎年十月のこの日、かすみ町の中心に位置するおかくれ通りの坂道は、揃いの鬼面を着けた人々で溢れかえる。彼らは露店の穏やかな灯りに照らされながら、千聚堂に…

九尾の巫女らに敗れ、心臓を貫かれた死霊術師・骨堂冥翁。彼は霊体となり追跡を逃れ、時空の歪む幻の集落「哭沢村」へ辿り着く。そこは地底の「底鳴りの主」が支配し、巫女・幽月雫音と番人・…

　語り手は、春告鳥。 　演者は、葉脈憑き。そして葉脈祓い屋と花師。 　観客は──あなた。 　幕を開けるは、その時限りの物語。 　売れない作家の小鳥遊螢は、ひょんなことから…

【のじゃロリ神様】×【ぼんやりもののけ神使】×【現代和風ファンタジー】 時は現代。 とうの昔に社を失い、神使も失い、適当に現世をふらついていた豊穣神・ミツルギは、ある日、なぜか…

職を転々とするフリーターの藤宮あかねは、ある日、旅行で訪れた有馬温泉で、あやかし旅館「縁の坊」で大旦那を務める金狐の時景と出会う。自分が作ったスコーンをたいそう気に入った時景から…

「愛しているよ。どんな犠牲を払っても、君だけは幸福にしてあげる」 幼い頃に母と死に別れた大学生の未砂（みさ）は、ずっと不幸続きの人生を送ってきた。 だが自分の不幸に打ちひしがれ…

世界を呪いながら、俺は産声を上げた――。 　 現代日本で命を落とした青年は、同じく日本に転生する。 けど、どこか知ってる日本とはちょっと違うようで……？ なんと、大人たちの話によ…

京都を舞台にした作品です。日常の中にミステリアスな雰囲気と気だるさが混じり合う感じの作品を目指しました。「鼬」がキーワードになってくるのは森見登美彦さんの『きつねのはなし』のオマ…

世は現代、人外が人間と共に歩む世界。人外大国日本。 人外と人間が共に学ぶ天明学園の高校１年人外科、朧月志乃は幼い頃から夢を見ていた。それは自分ではない誰かの記憶。でも志乃には大切…

「今年こそは恋人ができますように」 そう願って飾ったひな人形が、まさか“恋の相手”を見極めてくれるなんて―― とびきり優しい春の予兆、ちょっぴり不思議なラブ・ファンタジー。

科学が照らす時代で、信仰は滅ぶのか—神々の咆哮が、今、帝都を揺るがす！ 【あらすじ】 帝紀2680年、科学が発展し、人々が信仰を捨てた時代。神々は力を失い、“禍神”へと堕ちた。…

高校1年生の朝日照子(あさひてるこ)は、両親を亡くしており、小学5年生になる妹の日向(ひなた)と2人だけで日本の東北地方にある村に住んでいた。 2015年8月15日、村の夏祭り…

時は現代、ところは京都。 菅原道真公の末裔としてこの世に生を受けたロックシンガー、道明寺幣楓(どうみょうじ へいか)。 現代に顕現した稲荷神であり、浮世を眺める自称怪奇探偵、伏…

ブラック企業に勤めていた俺は理不尽な死の末、現代日本に転生した。 そこは人の魂を食う邪悪なバケモノと、それを討伐する者たちがいる日本。 晴天院久遠(せいてんいん くおん)として…

学園ライトノベル『月光戦記』。 舞台は『業魔』と呼ばれる怪物が跋扈する現代日本。 近代兵器が通用しない敵に抗うために、人類は魔力を宿し術式を操る『祓魔師』たちに世界の平和を委ねて…

前話〔新たな一歩〕の続きになります。