物語のはじまりは、少女姿の神様:ミツルギが、新しいお社に赴任(という言い方があってるかどうか怪しいですが)する場面から。
しかし、この神事異動(という言い方であっているか以下略)、当のミツルギは大変不満なご様子です。
と、いうのも赴任早々に、トラブルばかりなのです。
まずは、自分は豊穣の神様なのに、武神を任されることになってるし。(ミツルギ、という名前のせいでしょうかね?)
ご近所の神社の神様は、どうも口が悪いし。
極めつけに、頭に大量のお札を貼られた見るからに怪しいカラスが自分の神社の境内にいるし……さて、どうなることやら。
クラス替えや人事異動の季節も近いこの時期だからでしょうか。
ミツルギちゃんの苦労がよけいにしのばれます。……がんばれっ!。
ほのぼのとした、かわいらしい作品です。
少女姿のミツルギが、いろいろなトラブルに直面して、ワタワタしながらも頑張る姿にほっこりします。
神使(仮)のクロのアンニュイな感じも、魅力的です。その正体のせいか、クロは人の機微に疎い面があるのですが、根はいい奴なんだろうなぁ、と感じさせます。
物語はまだ序盤のようです。これからも、かわいらしい神様とその神使(仮)を応援したいと思いました。