「時を止める」を含む小説

　 　その一撃は大気を揺らし、その光は絶望に苦しむ人々を優しく包み込んだ。 　こうして人々が笑顔で暮らすことができるのも、ある一人の男のおかげだ。 　その男は勇者ではない。また、…

女は時を止める力を持っていた。女が時を止めると、世界のすべての動きが止まり、女だけがその瞬間を眺められた。 その女は５０年もの長い間、時を止めた。 時は流れ、一人の男によって女の…

時間を止められたら最強ではなかろうか。止まった時間の中で動けたら最強ではなかろうか。 言っていることはシンプルなことではあるが、やれるかどうかで言えば人にはほぼ不可能。 でも…

　中原をムーア、レムリア、アストランが支配する三国時代。 　ムーア王国、ルナの戦巫女フェアリー・フェリスは、旧知の仲である、ムーア王国魔導騎士団サイクロー二・カノンから呼び出し…

追われる犬居と無限に取り憑かれた鮫島の複雑な友情、充填剤として隙間に挿入される名前のない登場人物の悲哀。藪に隠された箱舟は時を止める矢のごとく、光の速度を追い越して救済のため飛び…

　入学してから２ヶ月経ってもまともに友達を作らない柏崎新太。何も変わることのない毎日を過ごすと踏んでいたがその日は違っていた。 　入学式以来登校していなかった少女、白浜有栖がいた…

愛原そよぎは類いまれなる美少女である。 しかし、そんな彼女にはある『秘密』とそれにまつわる『なやみごと』があった。 『時を止める能力者にどうやったら勝てると思う？』 放課後の教室…

　私、川内重信は時間を停止できるんです。どうです、すごいでしょう？　といっても一日に三分間なんですけどね。 　ここでお書きしたいのは高校時代の出来事です。当時の私は時間停止を活…

某著書が発売されるとのことで、広告にてタイトルを見ていたら、なんとはなしに書き連ねてみたものです。一切、他意はありません。あくまでも、うちの世界観での話です。 「ハジマリの場、オ…

短編です 小説家になろうでも同内容で掲載しています

部活で書いた三題噺。お題は「チョコレートケーキ、チーズケーキ、冷蔵庫」でした。部活の規格の一部だったので、高校時代よりはまだお題が優しくなりました……よかったよかった（なにがだ）…