「掌編とか」を含む小説

男は雨の町に突き刺さる、伝説の剣を見つける。 それを抜けば、この心も変わるはずだ！ その時、男の背後には老人が現れ――

AからZの26人が住む村で、Aは同じ夢を見る。 村が燃える夢を。 ある夜、眠れずに外に出るとBの姿が…。

いないいないばあ。 みんないなくなって、公園のバックネットから代打逆転満塁ホームランで赤い車、おとのさまは死んじゃった。 御馬さんはどこかに行ってもう帰って来ない。 こうい…

逃避する男の話

真夏の浜辺。 灼熱する砂のうえに「おれ」はなすすべもなく崩れ伏し、透明な肉をとおして、日光は残酷にも五臓六腑を焼き焦がしてゆく。 その苦悶の時間のなか、人とも水月ともつかぬ「おれ…

性癖：異常事態に淡々と対処する人 性癖：可愛がるのにちょうどいい生首（切断面がぐちゃぐちゃしない、腐らない、見た目がきれい、自力で移動できる） 「第三回性癖小説選手権」二作目…

近況ノートに時々公開している「よみごさんシリーズ」関連の掌編ですが、ちょっと探しにくいので、一般公開にしている分だけまとめてみました。 本編がホラーなのでこちらのジャンルもホラー…

バレンタイン滑り込み掌編。 思えばずっと奪われ続けてきた。 大学で知り合って友達になった坂崎智絵里には彼氏をことごとく奪われる。 今度こそと意気込む私はずっと温めていた計画を実…

<KAC2025「妖精」参加作> 「先月から子供が変なんです。まるで別人になったみたいで」 オカルト案件中心に請け負う探偵である俺の前で、ソファに座した婦人が話し始める。

　私はブッダ。悟りを開きし者。 　今、私の真下には一人の亡者がいる。名前はカンダタ。彼は生前に悪行を働いたが、一匹の蜘蛛を助けたこともわかっている。 　私は彼を救おうとした。一…

紙面上の文字を喰らう怪異、『紙魚』。そんな彼は現代において、ツ〇ッター文学にありがちなインスタントなエモさを脳死で摂取するばかりの浅っさいオタクになっていた。これは、オタク好みの…

KAC20253『妖精』 妖精が棲む並行世界から、なんか色々やってきそうな雰囲気の話です。 ファンタジー書かないんで、これで許してくだしい～。 いやあ、むしろ同じ感覚の人居るでし…

バンシーというのは、アイルランドの死の予兆を告げる妖精のことを言うそうです。 妖精というと、ティンカーベルのような、可愛らしくて優しそうな存在を思い浮かべるが、人間と同じでそんな…

最先端技術、『共感型リアルビジョン』のお披露目会。 抽選に当選した主人公は友人とともに、お試し体験することに。 それは意識だけを好きな場所へ飛ばせるというもので……。

【KAC20253「妖精」参加作品】 妖精さんは案外と、我々の近くにいるのかもしれない。