「捕物帖」を含む小説

初めに犬が死んだ。 次に、ひとが死んだ。 同じ仏滅の日の同じ時刻に、別々の場所で四人の男女が心中！ 寛政江戸の不可能犯罪にお役者目明し浮多郎が挑む。 「東洲斎と洒落斎、ふたり合…

「拙者売ります」の看板を首から下げた牢人が、入谷鬼子母神の境内に座っていた。上野の質屋の後家が、この牢人を買ったことから事件が起こる。 東洲斎と洒落斎、ふたり合わせて写楽だぁー。…

東洲斎と洒落斎、ふたり合わせて写楽だぁー。 そんなふざけたことが言えるのは、東洲斎写楽の素性が不明だからです。 片割れの東洲斎は、抜刀術の達人でのんだくれ、枕絵師のニヒルな牢人・…

東洲斎＋洒落斎＝写楽。 寛政6年（1794）5月5日、歌舞伎役者絵28枚の版画で華々しくデビューしたが、9か月後144枚の役者絵を残し、風のように消えた東洲斎写楽。その氏素性・正…

「かさね屋」にやってきた、一人の浪人。隻眼のその男はやはりというか、人間ではなくて。

某掲示板の企画参加作品第二弾。 お題は「犬」「サイクリング」「加速装置」「ローション」「ヴィーガン」 ※「小説家になろう」と重複投稿になります。

一振りの刀に宿る意思の、ちょっとした昔話。 ※「化け同心捕物帖・じゅぼっこ」に出てくる辰馬の刀です。 ※話してる相手は、多分村井さんです。 ※小説家になろうにも掲載しています。

飯屋「かさね屋」から飛び出してきたかずら。彼女が追いかけている鼠を捕らえたのは、さて。 『カクヨム3周年記念選手権～Kakuyomu 3rd Anniversary Champ…

昔々の語るも昔。人は怪奇を怖れ、ただ静かに共存を願う彼らを襲った。 襲われてただ黙っている怪奇でもなく、それらは人に牙を向いた。 千年続いた戦争は、やがて一人の怪奇を生み出した。…

江戸の一部を騒がせる、血を吸う妖怪の噂。小料理屋「かさね屋」でその話を聞いた浪人・相川辰馬もその噂に巻き込まれていく。 ※「きつねと同心」と同キャラです。 ※似非江戸時代もので…