「家族の写真」を含む小説

　令和二年十月三日。祖母、京極かつらの法事を終えて、親戚の関本夫妻が経営する喫茶店に立ち寄った田城夫妻と大叔父の横澤康史郞。康史郞は自分の代で終わる家の後始末のため、ある頼みを田…

絵崎満寿夫（えざき・ますお）が、写真を紙飛行機にして空にいる絵崎大地（えざき・たいち）に届けます。 この作品は、『エブリスタ』さまにも掲載されております。

※彼女と女の子は別人です 男性の一人称です。 お題:幸福の条件

　写真家として生計を立てる近江竜也（おうみたつや）は、海外での取材旅行を終えて一時帰国していた京都の街で、ある一軒の喫茶店を訪れる。 　そこで出会ったバリスタの女性・北小路葵（き…

　彼女は、決まった時間に表れて、決まった場所で、決まった方向をカメラに収める。 　それが、彼女の日課のようだ。 　僕は知ってしまった。 　知らなければよかったと思う。 　僕…

正月、悲喜こもごも。 ＊monogatary.comでのお題「年賀状で元彼が結婚したことを知った。」からの創作です。 ＊他サイトとの重複投稿です。

写真好きだった祖父が亡くなった。 思い出の暗室はワクワクする秘密基地か。それとも異空間。 高校生のマコトの目から見た、静かな喪の作業。 (2009年の作品を少し修正しました。修正…

「全部、いつのまにか変わっていっちゃうんだね」 家族って、何なの？ 恋愛って、何なの？ 全てが疑問にあふれたまま、心晴はぼんやりと生きてきた。 でもその時、ひとつのノートと出会…

僕にとって、自分の背中を押してくれる写真があります。それは伊勢で撮った写真。 なんでもないように見えるその家族写真に写る伊勢は、僕にとってきっかけをくれた大切な場所になりました。