「伝奇現代ファンタジー」を含む小説

だから一緒に、美味しくご飯を食べることにしましたとさ こちら、各話で独立した形になります。各話で横のつながりなどはあるかもですが、基本はどこから呼んでも大丈夫な形になるかと思…

──カズトの中にはボクの番だった狛犬の『バク』がいるんだ。 小さい頃から人間やお化けにやたらと好かれてしまう相模和都は、新学期初日、元狛犬のお化け・ハクに『鬼』に狙われていると…

禍死吏（かしり）―――それは人を鏖殺せしめる自然災害。 遥か千年以上もの昔から、黒い月、赤い夜、泥濘、湧き出る脅威「湧人（ゆうと）」との戦いに明け暮れる「人形師」と防災組織「籠目…

我々は自分と他人から願われたからこそ存在している。by とある魔術使い この物語は他人からしか存在を願われていなかったものの物語だ。 東京都渋谷区内にある高等学校に通う 高校2…

コインに表と裏があるように、世界にも裏と表がある。 科学と法律が支配する世界を表とするならば、裏は神秘と無法が蔓延る世界だ。 黒鉄悠真は、そんな裏と表の境界線で生きている。 日…

日本最強のバレーボールプレイヤー、上ヶ戸踏牙は、地元の体育館でエキシビションマッチを開催していた。 全ては高校の時の天才親友、数学の道に進むはずだった沼木美鶴に自分のプレーを見せ…

無職で求職中の俺、真島耕助は、亡くなった祖父から多額の遺産と奇妙な銀の器を相続した。 しかし、その器はとんでもない曰く付きのシロモノだった。

"陰"と"陽" 光と影、昼と夜、男と女― 受動と能動、その二つに分けられ、相反するその二つは一方だけでは存在し得ない― 森羅万象その全ては、その二つが調和することで秩序が保たれる…

全てのモノに興味をなくした。だからこそ「死」に恋をした。 「死」の衝動に囚われた少年、青咲巴は自殺を図るが失敗に終わる。 その原因を作ったのは彼と同級生のとある少女だった。 吸…

冬に賑わう別荘地にあるショコラティエ。 春にそこを訪れた大きなスーツケースを持った少女の目的とは。 海に浮かぶ島のショコラティエを舞台に謎多き青年が営む生と死の世界！

病んだ心が体を超常的に作り替える、奇病【エス】。 未知のウイルスによるものだとも、免疫機能の暴走だとも言われているそれが、静かに蔓延る現代日本――三十路の青年・巽大和は、雇い主・…

“霊和”xx年。20××年6月6日午後6時。 夕暮れ。黄昏刻。逢魔ヶ刻。 兵庫県神戸市に、M9.9の歴史上稀に見る、未曽有の巨大地震が起こった。 死者行方不明者、合わせて数十万人…

―――――――1882（明治十五）年4月29日―――――― 三重県に5番目の大学が置かれる。事実三重に異能者機関が生まれたという事になる。 神宮皇學館大学という建前で伊勢の倉田山…

十年に一度、真夜中に行われる魔法使いの戦い――魔導大戦。 それは椚夕夜の消失と共に幕を閉じた。 魔法使いとしての使命を終えた神凪空音は戦いから身を引き、変化した日常を過ごしていた…

僕の日常に突然現れた彼女は魔術師と名乗った。 青春は唐突に終わりを告げ、僕は日常に別れを告げたんだ ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――…

小内幸雄は、安アパートに住みながらも充実した生活をしていた。なぜなら自分の部屋では思う存分、煙草を吹かすことができるからだ。紫煙を立ち上らせていると、幸雄は壁の隙間から風が吹き込…

【魔女が住まう街にて 第2弾】 2022年、札幌。小さな依頼をコツコツこなしていたアルトナの元に、近隣の学生からの依頼が届く。 学生達の依頼は、クラスで起きているいじめを止めてほ…

「縁転堂」とだけ書かれた看板を下げる店がある。そこの売り物に統一感はなく、法則性もない。店主は奇妙な格好で、奇妙な性格をした男だ。即ち、彼岸と此岸を繋ぐ店である。 店主の男に集ま…

　謎に包まれた世界屈指の情報機関、『サンドリヨン』。 　名称と大まかな業務内容しか知られていない謎多きその機関は、人間のみならずこの世ならざるモノ、非日常、境界の向こう側──総称…

「ショッピングモール伝奇」参加二作目にして、「遠雷」「清流」「ミニ浴衣」の三題噺です。