「ナイフ 短編」を含む小説

坂本姫花は腹部をナイフで刺された。構築される密室、逃走する犯人。 薄れゆく意識の中で姫花はメッセージを残そうとするが……

　放課後の保健室。カーテンで遮られたベッドの上。 　これだけ訊くと秘事や情事のように聞こえるが、実体はもっと生臭く、アブノーマルだった。 　高校2年の春。保健室の窓から見える爛…

魔界の無法者、リリス。 地上に渡ったリリスの蛮行を止めるため、魔界の治安維持部は『リリス討伐計画』をスタートさせた。 実行担当となる悪魔を地上に派遣し、リリスを倒させるのだ。 し…

【短編2本立て】 　母が自殺した。……どうして？ 　その真相を、聞きにいこう――あ、でも俺が死んでからね。 ――「50年後に質問を。」 　通り魔なんかよりもよほど危険な男がい…

これは、ある殺人犯、相原　聖（あいはら　きよし）の犯行の記憶。 「雪中花」番外編。

　友人を介して知り合った女性は、自らを鬼だと言った。なにかの比喩ですか、と尋ねると、女性は眉をひそめて否定した。実際に自分は鬼だというのである。おかしな人だとは思ったが、べつに自…

　幼稚園児の頃、遠足に備えて皆で「てるてる坊主」を作った。明日の空を晴らすため、一晩中吊るされた挙句、用が済めば捨てられてしまう。幼心ながら可哀想だと同情したのを思い出す。 「…

架空の国、冬国の軍隊に身を置く赤ずきんは、ナイフの達人として、日夜、敵国軍人を葬っていた。ある日、赤ずきんは、親のように慕っているバーブシカ大佐から、軍の命令に背き、付近に駐留し…

主人公アキラはある日唯一の肉親である母親を亡くし天涯孤独の身に。 飢えて苦しむアキラがある日拾ったのは、１本のナイフだった。 ナイフは高値で売れた。 アキラはそのお金を使って古い…

　見知らぬ一室で目が覚めたあなた。目の前には女子高生らしきこれまた見知らぬ女の子。普段の日常から一変した突然の事態に慌てるあなたは、状況を把握しようと立ち上がる。だが女の子はあな…

ある夏の日、学校の屋上で、2人の男子生徒から、いつもの日常が壊れていく。 大嫌いなあなたに、笑顔の牙を

想定としましては、凄腕の女暗殺者が某国の汚職聖職者を聴衆の前で大胆暗殺。その後、次々と襲い来る兵士に追われながら逃走するというひと幕です。 美少女ガン……(ｹﾞﾌｹﾞﾌ) なん…

以下は『カドカワ読書タイム短編児童小説コンテスト』コンテスト応募用の記載です。 ※ネタバレ注意 【キャラクター設定】 　陽翔（はると）　主人公　小学校６年生。11歳。父や父の友人…

少女は目と耳が悪かった。彼女は自分にできる唯一のこと、秘密の挨拶を日々頑張った。――それが、本来の挨拶ではないことを知らずに。

共依存する大学生の涼介と湊。二人は卑猥な写真や動画を売り、お金を稼いでいることを人に知られてしまう。その人を前に、思わず湊はナイフを手にする。 二

とある芸術学校に通うアルルとカイ。 二人とも、芸術学校で優秀な成績を残していました。 天才型のカイと努力型のアルル、互いに切磋琢磨し合い、多くの作品を残してきた。 だが、アルルが…

「勝負しない？　相手に『死にたくない』って言わせた方が勝ち、てのはどう？」 ある日、ナイフで自らを殺そうとしていた主人公「鈴野大空」と、同じナイフを握った少女「桐崎宇海」が出逢…

アートナイフを走らせて、一辺ずつ、一辺ずつ、空を長方形に切り出していく。僕の胸の感動を、キミと分かち合いたかったから…… 不条理ファンタジー短編。

公衆の面前で堂々と婚約破棄を告げられたナディア。悶々とした気持ちを抱えながらも、戦いに身を投じていく。 この作品は「小説家になろう」「note」にも掲載しています。

　日常に飽き飽きし、ナイフを握った私。しかし殺そうとした相手は普通の存在ではなく、非日常の世界へと呑み込まれていく。