「他サイトにも投稿」を含む小説

そろそろ気になるあの店だ。 小さく可愛くデザインされた店構え。 女の子受けしそうな雰囲気の店。 スーツ姿のアラフォー男が気軽に入れる感じじゃない。 他サイト投稿分転載（過去作）

　私は関西の訛りが苦手。 　独特のリズムに攻撃的な言葉を載せてマシンガンの様に喋るお笑い番組は私にとって恐怖の対象であり忌避するべきモノだった。 　丸山課長が苦手な理由はソレ。 …

『そろそろ首と胴体を切り離すか』 　それが私が聞いた最後の言葉になる。 　そう思いながら意識を閉ざした。

　付き合って四年。この秋にプロポーズされた。 　もちろん嬉しくて泣きそうになりながら、はい。よろしくお願いします。 　なんて簡単にOKしてしまっていた。 　「はぁあああ・・・」…

某アニメのラストシーンから発想した話です。 やっぱり最近のカクヨムで活動するなら、恋愛モノは押さえとかなくちゃね！ ハッピーエンド確約します！ カクヨムWeb小説短編賞2020に…

　頭がスッキリしない。 　朝からずっとボンヤリとした感じ。 　「おはよう宮内君、今日もボーッとしてるね！」 　そう言いながら、俺の肩にカバンをぶつける。 　畑中だ。

　プシューという音と共に列車の扉が開く。 　いつも通りに彼女が乗り込んでくる。 　ーー今日も元気そうだ。 　それだけを確認したら私はいつも通りに読みかけの本に視線を戻す。はずだ…

　2月14日。バレンタイン。 　けれど、私はソレを受け入れられない。 　古くからの友人や街行く知らない人達までも全てがバレンタインで浮かれて見えて腹が立つ。 　ーーなんでこんな…

時は江戸。そこには、優しさを取り柄とした上重十一郎という一人の男がいた。 最期には、一人の女子を庇い一生を終える。 刀を持ち、今までの技術と経験で異世界で更なる成長はあるのだろう…

　貴族令嬢のエリーゼは祖母の出身国の伝統であるベールを四六時中かぶっている変わり者である。と言うのが一般的な評価だ。だが実際は、その程度の変わり者ではない。ベールで顔が見えないの…

烏山と白鳥は高校に入学してから半年の付き合いだが、妙に馬が合わないままなんとなくやってきた。だけどそんなぬるま湯でなあなあの関係は今日で終わりだ。 ついに二人が雌雄を決する日がき…

手術は五分五分。 うまくいけば健康体、失敗しても死にはしない。 早死するよと言われた体に傷が付き、わずかに私のHPが減ってしまう。 それだけのこと。

メニューには「初めて来店した方は甘口3をオススメします。」と書かれている。 辛いものが好きな人間をマジギレさせるようなその文言を見て、素直に甘口3を頼むような奴がいるのだろうか？…

　「加藤さんって魔法使いなんですか？」 　なんの前振りも無く唐突に投げかけられた”その言葉”は俺のピュアな心を大きく深く容赦なくエグってくれた。 　真実を突きつけられると人はひ…

煌びやかな宮殿では夜会が開かれていた。しかし、浮かべた笑顔の下で男――『金の国』の皇子カイルは思っていた。退屈だ――社交よりも商談がしたい、と。 そして女――『山の国』の男爵令嬢…

◆「聖女」は国の宝です。望めば何でも与えられ、誰もが聖女の力を目的に少女に近づきました。求められるのは聖女としての力のみ。少女自身を見てくれる者はおらず、恵まれた環境にいながら少…

とある町のホールで開催された『簡単なお金の増やし方講座』。 だが、それを企画していたのはデタラメばかりを教える悪徳講師であった。 そんな彼に、女子大学から講演の依頼が届き……？ …

　鈴置美紗が「あの人」と出会ったのは国家公務員になって三年目の初夏。異動先で新たな一歩を踏み出した美紗は仕事中に問題を起こし、それが、二十歳も年上の自衛官との許されぬ恋の始まりと…

毎晩眠れず困っている貴方！この安眠保証枕『サキュバスリーパー』をお勧めします！ 最新の人間工学を応用した、どんな人にも最適な形状！ あの有名アイドルも愛用！ 夢のような枕が、お…

　時は江戸初期、一人の琵琶弾きが趣味と仕事を兼ねて妖怪話を聞いては諸国を歩く 　男の名は芳助、齢は二十を半分過ぎた辺りから数えていない 　どこぞの耳無しの名前と同じ芳の字を親から…