「「どうしてだろう」」を含む小説

創作企画「twilight-story」参加作。この作品のお題は「ゴールイン」でした。「ゴールイン」だったんだけどな。どうしてこうなった。

　両親が、物取りに殺された少年イーノは、生きるためなら、盗みでもなんでもやっていたところ、何でも屋のボスに拾われる。それから彼は、何でも屋として、働き始める。 　そして、彼は殺人…

容姿だけなら最高の美形。中身は女たらしで最低な人。 関わらない方が良いって知ってたのに、どうして目をつけられちゃうの？ ──ねぇ、先輩。お願いだから、早く捨てて。私が貴方に溺れ…

「八雲小花さん、君のことが好きです。俺と付き合ってもらえないかな」 「ふぁ」 　校内でとてつもない人気を誇る美形の新村先輩に、なぜか初対面で突如告白された平凡な女子高生、八雲…

新たな恋は、波乱の幕開け?!仲良し姉妹×暴走族×裏組織×警察。三つの組織の争いが、静かに幕開く― 【この熱い夏の夜、一瞬、世界が止まって見えた……】 あの華が夜空へひらく音…

恋なんてしないと、思っていた。自分には縁もゆかりもない言葉だ……と、そう思っていた時期が私にもありました。 そして今……桜田菜乃花は…… 「私、菜乃花ちゃんのこと好きよ…

歌う事が好きだった私はいつしか歌う事が苦痛になった 何故、嫌いになったのか…… どうして歌う事がこんなにも辛いのか…… 純粋に歌えなくなり人間関係が混じり合った苦痛の物語

私には忘れられない人がいる。 「あいつ」と出会ってから永遠に会えなくなるまで、たった三ヵ月だった。 ねえ、聞いていい？ どうして、私を置いて行っちゃったの？

僕は何も悪くない。だって、ああしなかったら、やられていたのは僕の方だったんだ。そうだよ、僕は何も悪くない。それなのに、どうして父は、死を選ぼうとしたんだろう…。

魔族と戦争を繰り広げている王国は、人材不足のために勇者召喚を行なった。 力ある勇者たちは優遇され、巻き込まれた主人公は追放される。 だが、そんな主人公に優しく声をかけてくれた…

幼い頃から幽霊が視えていた大城淳は、昼休みは屋上で読書をする時間にあてていた。 理由は単純で、校内よりも視界に邪魔なものが入ってこないから。 しかし、そんな屋上にも霊はいる。 そ…

フランス人の血を引く白瀬藍(しらせらん)は、珍しい青い目を持っていた。澄んだ空と深い海の色を溶かしたような、美しい青色の瞳。いわゆるブルーアイズだった。だが藍は幼い頃に、その青い…

「オーレリア・キャクストン侯爵令嬢！　この時をもって、そなたとの婚約を破棄する！」 王立学園の卒業パーティーにて、この国の第三王子である僕……サミュエル・ラシャフィールドの朗々た…

　羨ましかったんだ。 　灯ってさえいれば、凛々しくなるはずの目が。 　若草と老草色が交互に配色されて大きく波打つ前髪の裏にある、人を呪いそうな目つきの俺にとっては…

『ななな、なんで頭にウサギの耳が生えているんだぁぁぁ！！！！』 　時の神の気まぐれなお遊びに巻き込まれた哀れな男が、獣人国アルスター王国で、絶叫という名の産声をあげ誕生した。名…

〇第一部 　浪人生の黒瀬麻子【くろせまこ】は、怠惰な生活を送っていた。お気に入りのVTuber、『メイルたん』の配信を見ながらだらだら過ごしていた麻子だったが、ある日得体のしれな…

山の中でもないのに吊り橋効果って!? 「落ち着けっ!?」 俺はできるだけ冷静に声を掛けた。 「落ち着いてるにょ～♡」 そう言って目を瞑り唇を突きだして俺に迫ってくるのはクラスメ…

「大丈夫ですか？」 声をかけた先にいたのは、声を失った青年だった。彼には不思議な力があり、歌や声を出すことによって人々を浄化させてきたという。だが、その途中で突然声が出なくなって…

どうして。 どうしてなのか。 私は。