「掌編」を含む小説

X（旧Twitter）経由でコンテストに応募した140字以内小説の保管庫です。 何かしら入賞した作品もあれば、落選した作品もあります……。 選考結果がでたものから順次公開中。

　指名手配中の友人が家にやってきた。 「いやまじ匿ってくれ」 　そう言いながらドカドカと上がり込んでくるものだから取り敢えずビールとベーコンを出してやると「ありがてぇありがて…

人類は肉体を捨て、意識だけを電子へと変換した。 もはや死も苦痛もない、永遠の存在に近づいたはずだった。 けれど―― 私の心は、とっくに熱的死を迎えていた。 宇宙最後の瞬間、感情さ…

転校を繰り返し、様々なレッテルを貼られた原体験から、人の「顔」が集団の都合で作られることを研究する文化人類学者、湖上皓介。彼の研究は、人の内面を光彩（アウラ）として可視化する近未…

現代の平賀源内と自称する男の作ったカメラ。その性能は？

プロフィールに書いている小説のログです。 思いつき次第なので完全に不定期。

恋に落ちた天使と悪魔は、神様に自分達の仲を認めさせるべく赤子の育ての親になる。

作家志望の「僕」と、現役作家の「彼女」の話。

　やや右寄りの首相が誕生してからというもの、アーティストや文化人たちはこぞって政府への批判を繰り返すのだった。 　こうした人種はだいたい左寄りである。緊張状態になると歌も絵も売れ…

カナトを含む５人の掌編集。 元々は大分前に習作として書いていた会話のみ掌編の設定の子達でしたが、気まぐれに設定をサルベージ。たまに書いたら楽しい人達なので、気まぐれに書くかも。…

思いついた日に書いた、思いついたままの物語。 ホラーもファンタジーも、ちょっと笑える日常もある。 どの扉を開けても、違う世界がのぞいてる。 気の向くままに描く、ジャンル無所属…

勇気を出して告白した。一体何がダメだったんだろう。 夏祭り。花火。夏休み明けの学校。そして受験。 それぞれが重なり合い、主人公と共にあった。 主人公が最後に下す決断とは？ …

「給料安いなぁ」 　振り込まれた25万円の給料に、そう呟いてしまった。 　5年前の俺は額面18万。手取り15万で生活していた。生きていくだけで消える金の厚みは着古したパーカー…

放課後、駅までの道のり たまたま一緒に歩いていたクラスメイトが唐突に口を開く 「俺ぇ、告ろっかなぁ、て、思ってんだよねぇ」 掌編です

弱っていく姉の背を追いながら、妹は雨の中を歩く。金魚の赤い光と、透明な傘と、そして青い傘と。そして、ふたりの最後の朝へとつながっていく。

ここにあるのは、世界を劇的に変える物語ではなく、 あなたの一日を、少しだけやわらかくする物語たちです。 電車を待つあいだ、寝る前の数分、 読み終わるころには、固くなっていた心の…

「僕」と「彼女」が繰り広げる、奇妙で不穏なストーリー。 一話完結型の掌編小説。

奇跡の種から生える生首の木の話。 生首が生えたバカでけえ木が世界を破壊する夢を見たので、そのまま書きます。 #novel首塚2025参加作品です。 宮田秩早様　観光案内　no…

風邪を引いて体調が悪いので、この不快感を発散したいという気持ちで書きました。よくわからない生物が死ぬので、一応残酷描写アリとしておきます。

一人になった大人。 胸の高まりは無い。その影法師は私に言う。