「妖怪/あやかし」を含む小説

こちらは完全なるフィクションです。 何らかの主旨や主張は一切ございません。 元々「衾」は「うしおととら」に登場する妖怪として大好きでして、自分のお話でもどこかで使いたいと強く思…

この世界は、見えない理を中心として、あらゆるものが流れ、流転している。 川の水が、その場に留まれないように。 同じ日が、二度は訪れないように。 生と死が、輪廻の下に循環するように…

視えるものと視えないものとの決定的な違い、それは目を奪われるか奪われないか、その違いだ。 あやめは自分が視えるものであることを皆に隠していた。言えば皆離れていってしまうから。たと…

妖が見える高校生、上名陽向は入学直後の学校で異界に迷い込んでしまう。その中で巨大な妖に追われる龍の子供と出会い……。 日本で密かに生きる妖たちとの交流を綴る、現代ファンタジー。

寂れた稲荷神社には神の『お使い』として暮らす少し口の悪い少年がいる。彼の仕事は、人々の願いを神に届けることだ。少年は、ある日高校生の天音　梛（なぎ）と出会う。本来であれば人間に姿…

平凡な少女、神代由紀。ある日、家の隣に引っ越してきた少女との出会いを境に、様々な妖たちと出会う非日常が始まる。 あやかしたちから向けられる感情は友情なのか、はたまた別のものなのか…

　鴨川には河童が住んでいる。たとえばうちの親父とか。 　伏見桜伊江郎は河童と人間のハーフである。十五歳の誕生日を迎えたその日から、伊江郎の体はその血の呪われた宿痾に蝕まれ、肉体…

川崎市川崎区。異界と現世が交差するこの街で、探偵・佐藤は「異界絡みの厄介ごと」を引き受けている。 ある朝、川崎港の海が真紅に染まった。赤潮ではない。死臭もない。ただ、夜になると…

日本語教師になるべく面接を受けに行こうとしたら、狼のようなものが目の前に現れて、異世界へ連れていかれる。 そこで料理を作る羽目に

人里離れた妖怪の里。 そこでは異国から訪れた西洋の妖精たちと日本の幼い妖怪たちが仲良く暮らしています。冬の終わりに近づいたある日、空を飛び回るピクシーが人間の世界で「ひなまつり」…

風通しの悪いこの町には“妖怪”が多く住み着いている。それを知らないのは人間だけ。歓楽街の端に居酒屋「さもんじ」という店の大将は不愛想な大男。その正体は太古の時代から多くのイクサを…

私が執筆しているオリジナルホラー作品の短編集になります。 怪談・ほん怖・意味怖・ヒトコワなどなど…様々な作品を投稿しています。

世の中には怪異と呼ばれる、摩訶不思議な存在がいる。彼らは人間が生み出し、人間と共にいる存在。 いつも人間を驚かす彼らにも、ちょっとした悩みはあるかもしれない。

文樫(あやかし)高校に入学した小豆沢 翔子。 気になる新聞部に仮入部するも、『妖怪新聞』というヘンテコな新聞を作っている部活だった！？ 個性豊かなキャラクターたちが学校で起こる不…

雨の夜、探偵・佐藤が拾ったのは、一匹の黒猫。 首輪には古びた鍵、そして——その猫は喋った。 「俺は探偵だった。だが、何者かに殺された。」 東堂仁と名乗る元探偵の死の真相を追う…

これは、霊感強めで異形引き寄せ体質なことと異常な身体能力と無尽蔵の体力以外は普通(？)な自称一般通過男子高校生がどう考えたって普通とは言えないような日常を普通と言い張り続けるだけ…

命がけで逃げる生き霊少女は、真夜中の墓地で少年神、スサノオに出会う。 最強の破壊神はしかし、向かってくる獲物しか食べられないため餓死寸前！　ヘタレな少女が秘める千年にひとりの霊力…

川崎市川崎区。異界と現世が曖昧に溶け合うこの街に、突如として現れた「幻のカジノ」。 人々の欲望が渦巻き、魂すらも賭けの対象となるその場所で、探偵・佐藤は命を懸けたゲームに挑む。 …

今は昔の物語。 流浪の法師・道登は弟子である制多の、修行の成果を試験することを思い立つ。 旅の途中立ち寄った天嶮で、空を飛んで見せろと道登法師は弟子の制多を崖から突き落とした。 …

　夏休み初日。 　クールで孤高――さらには美人で有名なクラスメイト・雪門≪ゆきかど≫深月≪みづき≫に出会うも、彼女は様子がおかしかった。 　体の調子が悪いのではなく、根本的な部分…