「和風恋愛」を含む小説

全ての紫式部に、ごめんなさい── 源氏物語を読んでいない、それどころか古文大嫌いな作者がお送りするキラキラ（意味深）物語。 当時はこれが雅だったってマジ？　と思うようなお下劣な輝…

　芸能事務所に入所した由梨は、長年の想い人・吾妻慎也との対面を果たした。由梨が想いを伝えようとした矢先、慎也は初対面の彼女を家へと誘い、更には結婚を申し込む。その結婚には、ある…

十年前、幸村は山奥の神社跡で、白い着物を纏った少女と出会った。 少女の名は琴葉——名も知らぬまま別れた初恋の面影は、幸村の心の奥底に静かに宿り続けていた。 時は流れ、心をすり減…

魔道具が発達したレイメイ王国。平和でのんびりしたその国に、聖水を生み出し病を癒すスイゲツという第二王女がいた。 スイゲツは聖水を生み出す能力の代償として、聖水を生み出すほど空腹感…

父親の訃報と共に莫大な借金を背負うことになった２５歳の光香（みか）は、『借金を整理するまで』という約束で債権者の孫と結婚することに。 引き合わされた孫はなんと高卒の１８歳社長の…

朝廷と幕府が衰えた戦国乱世。戦で故郷を失った少女・すずなは自分を保護してくれた恩師・理と共に薬師として暮らしていた。 そんなすずなの元に、ある日一人の青年が運び込まれる。青年は近…

時は文明開化の世、没落士族の娘である高山雪乃は、手習いからの帰り道、怨霊と遭遇してしまい、退魔師であり薬酒屋の主人である薬師寺京介に救われる。しかし、怨霊は誤って雪乃の体に封印さ…

ブラックな職場を辞め、生きる希望を失った栞が向かったのは、故郷の町はずれにある、寂れたお稲荷さん。幼い頃から、毎日のように通った、思い出の場所だった。 「死ぬ前に、もう一度だけ…

　いにしえより、日本全土には「神遺」(かむい)と呼ばれる八百万の神々が齎す気まぐれな災害現象が降り注いでいた。「神遺」を鎮魂するため、人界には「山を司る異能」を山神より授かった十…

※完結まで毎日昼12:00に更新します。よろしくお願いします。 架空の国の後宮物語。 若き皇帝と、彼に囚われた娘の話です。 有力政治家の娘・羽村　雪樹（はねむら　せつじゅ）は…

太政大臣の娘・維月（いつき）は、東宮のもとに入内するものの、東宮からの御渡りはなく、帝の妃たちからは「月草の女御」などど言われ、侮られていた。 しかし、維月はそんなことはすべて…

栗色の髪と藍色の目を持つ咲羅は、閉鎖的な村で偽りの《黒》を身に纏いながら暮らしていた。 高校受験の合格発表の前日、二人の男が咲羅の村を訪れる。異色の髪と目を持つ彼らは、多様な《…

祓い屋の一族に生まれた柘榴は、一族の繁栄の代償として龍に嫁ぐことが産まれた時から決まっていた。両親を亡くした柘榴は叔父家族に引き取られるが、そこではとある理由から女中のように扱わ…

　小咲姫はある日、美しい歌人の少年。若草藍に出会い、生まれて初めての恋をした。そんな若草藍には四季姫というとても可愛らしい妹君がいた。

任務のために、人間のふりをして学校に通う。 感情も、関係もいらない。ただ、見張るだけ。 ――そう思っていた。彼女に会うまでは。 彼女が笑う度、まぶたの奥が熱くなる。 こんな感…

和の国・花嶺（かれい）国。 その後宮に迎えられたのは、東方の小国から献上された異国の姫――璃珠（リジュ）。 言葉も風習も違う後宮で、誰の声も届かぬまま、ただ静かに日々を過ごすリ…

村の少女、加奈は幼い頃両親が亡くなり、親戚から奴隷のような扱いを受けてきた。 そんな時守り神の龍神様怒りを鎮めるための生贄として私が捧げられることになった。 守り神である蒼と出会…

これは“神代の記憶”を継ぎし者たちが、現代に蘇る“月鬼”との戦いに挑む、絆と運命の物語。 失われた記憶と魂の欠片に揺れながらも、光を探す少女・郁桜。 眠り続ける兄の背を追い…

時代劇オタクの社畜、都華菜絵は死んだ。来世があるならば、わがまま放題してやると心に誓いながら。 　そして、彼女は絶世の美女・公爵家の娘クリスティーナとして生まれ変わる。前世の願い…

千年以上前から、とある巨木の桜を守る桜守を役割とする家に生まれた、桜塚心護（さくらづか　みさね）。 彼女が十五歳の時から、日本には冬が来なくなった。冬が来ないということは、春が来…