現代ドラマの小説

紙の本が売れない時代だからこそ、文章で食べていく道があるという。これはその道へと足を踏み入れた、ぼくの物語。

魔法少女――白峰萌音（しらみねもね）は八年前、八歳の頃にアンチマターと呼ばれる巨大な怪物と戦っていた。白いふわふわのひつじ――わたあめと一緒に辛くも撃退するが、人々の被害は大きく…

都会の生活に疲れた大学生の「僕」は、雨の日にだけひっそりと開く小さな食堂〈雫箱〉に通っている。 繁華街の外れ、傾いたアパートの一階。看板はない。ただ暖簾に濡れた雫の跡がついてい…

歴史研究家にして戦略・戦術の天才・司馬敦は、交通事故をきっかけに三國志の世界へと転生する。 若き肉体とともに目を覚ました場所は、涿郡の市。そこで出会ったのは、草鞋売りの若者・劉備…

【カクヨム金のたまご！いただきました！】 毎日何もせず、ただベンチに座るだけ。そんな自分を変えられないし、変えようとも思わない──。 学校をサボり公園のベンチに通いつづけ、入学…

嘉村健太（かむらけんた）は、小説の投稿サイト主催のコンテストで受賞したが、書籍化まであと一方の所で立ち消えになった過去を持つ、サラリーマン。 その事がキッカケでWeb小説に見切…

『一度壊れたガラスは元には戻らない。』 でも、違った輝きを見つけることは出来る。

　たった一度きりのタイムリープ。 　令和８年。死刑に処された藤沢伸一は、目が覚めるとかつて通った小学校の５年生になっていた。子どものときの級友がいることから夢と疑うも、次第にタイ…

大学受験に向けて、必死で勉強をしてきたわたしたけれど、試験会場で異世界に迷い込んだ。

早乙女柊は念願のカフェを開業した。初めてのお客様は高身長、塩顔の美青年。注文は柊自慢のブレンド珈琲。青年は朝昼夕とその日3度来店し、3度とも同じブレンドを注文した。柊は自慢の珈琲…

42歳、仕事にも家庭にも疲れた父が、荒れた庭で「ひとりキャンプ」を始めた。 炎の明かりの中で、少しずつ“家族の時間”が戻っていく――。 家族と、仕事と、自分自身。 静かな再生の…

ああ、みなさま、どうもこんにちは。 わたしは太宰治……でもありません。 裏切者のユダでもありません。 わたしは──地球──で御座います。 地球による令和版『駈●み訴え』をとくと…

事故死したワイ、目が覚めたらベイビーだった。ハローワールド。 クズな両親に育てられてヤサグレつつも、すくすくと美少女に成長したある日。 両親の置手紙を家で発見する。 『私たち…

　朝起きて「あぁやっぱりか」と、覚悟はしていたものの深い絶望を感じたのは、吐き気と頭痛が治っていなかったためである。 　年の瀬。自然と増える酒の席。平日休日関係なく繰り広げられ…

空と海が美しい海辺の町を、ふたりは手を繋いで歩く。 彼女は青い空の仕組みを語り、彼は静かに耳を傾ける。 彼女の好きな色は“青”。だが、ふたりはどちらも本当の青を知らない。 光の色…

夜の公園は久しぶりだ。 ブランコを横目に目を擦りながらゆっくりベンチに向かって歩く。 滅多に人なんて来ない公園、ベンチに寝転がり大きく息を吸ってゆっくり目を瞑る。 風が枯れ木を揺…

主人公の名前は東京都。 「とうきょうみやこ」と読む。 父は東京砂漠。 母は東京京子。結婚前の名前は京都京子。 名前に狂い、名前に呪われた一族に生まれた東京都は、中学時代にクラスメ…

画家の親子、星野郷と純は贋作づくりが判明して逃亡していた。シリアでテロに遭遇した二人。純は現地で知り合ったムラトに助けられて帰国するが、郷は行方不明になった。 一方、日本に残って…

精神病が蔓延し、夜に好かれる若者が急増する世界で、青年・桜々が静かに立ち上がった。そしてある夜、世界は音もなく裏返った。未だにその革命の目的を知る者はいない。革命の裏に隠される、…

渋柿に煽られたのでわからせるお話。 ※小説家になろう様にも投稿しております。