転生なんかクソくらえ

既存の「転生」とは趣を異にする新しい「転生」の概念と「ミステリー」をかけ合わせたジュブナイル推理小説。
よくある「タイムリープ」と「ミステリー」の掛け算とも違った、新しい読書体験をあなたに。

【あらすじ】
死ぬと「現実世界の不幸な誰か」に転生をしてしまう主人公は、消えたくても消えることができない自らの運命を呪い、色あせた日々を送っていた。
ある日、もう何度目かもわからない転生によって五十沢幽として生きることになった主人公は、その幼馴染である久々利新星と出会う。彼の存在は主人公に小さな変化を与えていくが、凄惨な家庭環境と学校でのいじめという逃げ場のない境遇は、再び自殺願望を募らせるには十分すぎる条件だった。
とうとう自殺することを決意した夏休み前日の最終登校日。彼に「誕生日を祝ってほしい」と…続きを読む