七柱記―それは神々と鬼たちとの戦い。書物では決して語られることのなかった日本の神話の裏面史である―【カクヨムコン８版】

七柱記という魅力的なタイトルにひかれて読み始めました

スサノオ…素戔嗚尊
たぶん1度は聞いたことある名前

彼の視点で神様たちの物語は始まります

まだ途中までの感想ですが
日本神話はギリシア神話などに負けないくらい面白エピソードが多いのでどこで白兎が出てくるかなぁなど予想しながら読むのも楽しそう

そして神様って聖人君子ではないんですね
毎日ご馳走にあけくれたり欲深な人間ぽさがある

ぜひ読んで見てほしいです

古事記をそれほど知らないので、プロローグで異様な存在が登場したときは、どんな神々の黄昏になるんだろうと思いました。
一章に入って、楽しげな竜宮訪問からの地上での決戦へと向かうストーリーを追ううち、七柱それぞれが特徴あるスキルの持ち主であることが分かって来て、アイアンマン、ソー、ハルク、ホークアイなどアベンジャーズに当てはめながら読みました（どの柱がどれかはご自分でどうぞ）。
古事記を知っている人はその異説として十分楽しめると思いますし、
知らない人は七柱をアベンジャーズだと思うと爽快なストーリーをより堪能できると思います。
そしてそのどちらの場合でも、最後に辿り着くのは、
「懐かしさ」
幼い…続きを読む

「神世七代」のことは聞いたことはありましたが、詳しくは知りませんでした。
カクヨム新参者で、今、いろんな人の小説を読んで回っていて、
「七柱記」に出会いました。
まだ最初しか読んではいませんが、これから、少しずつ読ませていただきます。

これからも、ご活躍ください。

日本神話を基にした、神々と邪悪な存在が率いる鬼達の戦いを描いた物語です。
あまり詳しくなくても知っている神々が出てくるので、物語に入り込みやすかったです。

神話と書いてあったので、最初は難しい話なのかなと思いましたが、とても読みやすく作者さんの文章力の高さを感じました。
僕が勝手に感じた事ですが、文章が硬く重くならないように気を使われているのだろうと思いました。

神話、妖怪、バトルという言葉が気になった方は、ぜひ読んでみてほしい小説です。

古事記や日本書紀には書かれていないところに、こうであったかもしれないという予想をふんだんに詰め込んだファンタジーです。
ヒルコは不遇なイメージではありましたが、この作品では復讐者として立ちはだかります。
それに挑むが、七柱の神といったお話です。
授業で軽く学んだ程度の読者の私でも、存分に楽しめる作品となっております。
日本神話は何かと難しいイメージがありますが、それを取り払ってくれる面白い小説です。
日本神話かつ神同士のバトルに少しでも興味をお持ちになった方は、ぜひお読みになってくださいませ。

この日本という国に生きる人なら、感じて欲しい。
太古に駆け巡った、力ある神々の情念の戦い。
ぶつかりながら、結びつくこともあった。
そして、私たちの身体に、心に、ＤＮＡのどこかに、その情念が残り生きていることを感じて欲しい。

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（324文字）

日本神話を用いた熱き戦いの物語でした。

一度は目にしたことがあるだろう日本神話の神々の名前。
どこかお勉強チックになってしまいがちな日本神話をファンタジー風で書いたことにより、より読みやすくなっている作品です。
ファンタジーは好きだけど、日本神話はちょっと……
という人、それは読まず嫌いですよ。
騙されたと思って、一度読んでみなさいな。

土蜘蛛は、本当は蜘蛛じゃないんですね。それを理解することが出来る作品です。