概要
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本作と音楽の関係については、こちらのエッセイで触れています。ご興味あればぜひ。
5.Daft Punkと拙作「ティーンズ・イン・ザ・ボックス」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054897097110/episodes/1177354055059718942
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おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!機械頭のあなたと出会って。びっくり箱から飛び出たものって?
身体の欠損を機械でまかなえるほどに医療技術が進んだ世界。
野菊は学園祭のダンスパーティで、真っ黒い円筒形の機械頭を持つユウヒと知り合う。男性が苦手な野菊だがユウヒとは穏やかな関係を築き、自分でも気付かぬままに彼に惹かれていく。しかし野菊とユウヒがそれぞれに抱える過去が、現在の彼らにも重くのしかかる。苦しい過去を乗り越え、ふたりの想いが繫がることはあるのだろうか?
ダンスフロアの雰囲気、交わされる会話。全てに躍動感があってすごくおしゃれ。「洋画を観ているよう」という他の方のレビューに、1話を読んだだけで激しく頷かざるをえませんでした。
ユウヒの台詞がいちいち格好良くて。顔がないイケメ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!箱に驚きと感動をいっぱい詰め込んで
近い未来、人は欠けた体の一部を機械で補う。耳や肺、さらには頭に至るまで。
ただどんなに機械が体を補ってくれようとも、人の心は変わらず多感なティーンエイジャーならなおのこと。
限られた場所、人という箱の中で精一杯生きる様を、いつかその箱が誰かに開かれる日を夢見る希望を抱く一人の少女の青春模様。
私が物語の中で印象に残った言葉として「ありがとうも、ごめんなさいも、一緒に言える言葉が、あればいいのに。」というのがありました。
この曖昧でなんとも表現しづらい感じが、まさに青春だなと思います。
人は外見がどんなに変わろうとも本質は人であり、友情や恋愛というものは存在し続けるのだろうと感じさせられ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!一気読み推奨!
小説はテキストで書かれるので、作者がどういう文で織って物語を紡ぐかによって見え方が大きく異なる。それは物語自体の違いもあるかもしれないが、文の書き方によるところも大きいと思う。
そういう意味でこの作品は文が良かった。過度に情熱的ではないのが特に。
物語はメイン2人の会話に焦点をあてられていて、その会話の雰囲気を崩さないように地の文が考えられているように見えた。
そしてティーンズ2人の会話という異常度の低い内容がメインなので、物語の盛り上がりの波は控えめになっている印象。この物語は私だったらもう少しドマラチックに書くが、それではこの物語の良さを表現できなさそうだな、と思った。
ただし、…続きを読む