レッド・ヴァンパイア

　ある大都市、クオリネアのスラム街に生きる貧しい少年、リリ・シャルルは幼い頃に親と妹と生き別れており、ずっと孤独だった。その彼は所属していた取り立て屋ごと、上の組織“フォール”に見放され、切り捨てられてしまう。そして、処分するための刺客として送り込まれたのは人間の見た目をした化け物──吸血鬼。リリ以外は殺され、死ぬと思った瞬間、助けられた。真祖の吸血鬼の血をひく、十三の吸血鬼の一人、ルルア・ナイトメアに。リリは瀕死の重症を負っていたためにルルアの眷族になる。ルルアは名家ナイトメア家の当主でそこでリリも暮らす事になる。
※小説家になろう様とアルファポリス様でも連載してました。
※ちなみにですが、この作品は三年ほど前、私が初めてまともに書いた『ヴァンパイア・リベンジ』という小説を元にしています。…続きを読む